スモールサンニュース対談

対談 2023年5月号

「“二極化”する不動産市場 ~その① 活況なのか? 不振なのか?~」 オラガ総研株式会社 代表取締役 牧野知弘氏 聞き手 立教大学名誉教授 山口義行(スモールサン主宰) 本年3月に発表された2023年の公示地価(全国・全用途平均)は前年比1.6%の上昇。全用途・全エリアの地価が上昇し、地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)を除く地方圏の住宅地も28年ぶりに上昇した。こんなデータからは不動産市況の「活況」ぶりが見て取れるのだが、他方で市況の「不振」を示すデータも少なくない。 たとえば2022年のマンション発売戸数は前年比5.9%減。なかでも首都圏 12.1%減、近畿圏 5.8%減、東海・中京圏 15.1%減と三大都市圏で軒並み大きく減少...

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