インタビュー/景気を読む 2025年8月号
「浮揚力欠く景気 ~いまだ履行されない日米合意~」 聞き手 北嶋詩穂(スモールサン事務局) 家計動向関連のDI値をみれば一目瞭然だけど、景気の「善し悪し」の分かれ目である50を大きく下回った状態が続いている。4月に底を打って以降少しずつ改善はしてきているものの、7月になっても44.8どまり。個人消費の回復力が著しく乏しいことがわかるよね。これが浮揚力に欠く日本の景気局面を生んでいる。……(以上、本文より抜粋) 4-6月期GDPプラス成長をどう読むか 北嶋 内閣府が15日に4~6月期の国内総生産(GDP)速報値を発表しました。物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.3%増、年率換算で1.0%増ということです。こういう結果...