スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2026年10月号

『金子文子 何が私をこうさせたか』 自分を生きよ 死ぬという意志あらば、死は自由なり 1917年、日本統治下の朝鮮半島・芙江。祖母の虐待に耐えかねた13歳の金子文子は錦江での入水自殺を辛うじて思いとどまる。16歳で日本に戻され、東京で苦学。社会主義者や無政府主義者たちとの交流の中で、朝鮮から来た虚無主義者(アナーキスト)朴烈(小林且弥)に出会う。文子(菜葉菜)19歳。同棲を始めた二人は日本の帝国主義や植民地政策などへの抗議活動を開始するが、関東大震災の際に検束され、治安維持法違反で起訴される。 1925年7月17日。皇太子を狙った爆弾犯として大逆罪に。転向を求められるが拒絶。予審尋問で判事の立松懐清(三浦誠己)...

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