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		<title>スモールサンニュース - 瀧本智恵のシネマノート</title>
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		<copyright>Copyright (C) 2026 スモールサンニュース All rights reserved.</copyright>
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			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2026年4月号</title>
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			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『<a href="https://cominghome-movie.com/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">カミング・ホーム</a>（原題：Jules）』</h2>









































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<p><h1>優しさに包まれる大人版「E.T.」</h1></p>









































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<p>あの名優ベン・キングスレーが宇宙人と交流するとは。「ガンジー」役でアカデミー賞主演男優賞、「シンドラーのリスト」ではシンドラーの財務の片腕として働くユダヤ人、「砂と霧の家」ではイランから亡命した威厳ある元軍人など、シリアスなドラマでの重厚な存在感が印象的だが本作ではガラリと変わる。役柄は“普通の人”だ。</p>









































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<h3 >ジュールズを守ろう</h3>








































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<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202604/20b2165629f629121d3503fd408f4d45f0b29b6e4afa8d0fc07fc8208272709d.png" alt="" width="340" height="227">
</div>


































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<p>娘からは認知症の疑いを心配される独居老人のミルトン（ベン・キングスレー）、78歳。小さな田舎町に暮らし、社会との接点と言えば町の公聴会に参加すること。<br />
<br />
ある晩、ミルトンの家の裏庭にUFOが不時着し、その傍らには機内から投げ出された宇宙人（ジェイド・クォン）が横たわっていた。薄灰色の小柄な体で服は着ておらず弱っているようだ。気の毒に思ったミルトンは毛布と水をそっと差し出す。翌朝、毛布にくるまり玄関脇に座る宇宙人を家の中に招き入れる。宇宙人は喋らないがミルトンが用意したリンゴを食べた。<br />
<br />
公聴会でUFOのことを話すがもちろん誰も本気にしない。隣人のサンディー（ハリエット・サンソム・ハリス）はミルトンを心配し家を訪ね、ソファーに座る宇宙人の姿に驚愕。信じるより他はない。ジュールズと呼ぶことにし、このことは秘密にしなければならないと提案。テレビでは人工衛星が墜落したとのニュースが流れ始め、情報提供者には賞金が出ると報じられる。二人の行動を不審に思ったもう一人の隣人ジョイス（ジェーン・カーティン）が加わり、3人は秘密を共有することになる。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >生身の肉体が生み出す真実味 </h3>









































<!-- テキスト -->

<p>監督はマーク・タートルトゥーブ、脚本ギャビン・ステクラー。宇宙人ジュールズの見事な造形に目を見張る。演じるジェイド・クォンは数々のテレビ・映画等で活躍する世界的に有名なスタントウーマン、ダンサー、俳優。4時間をかけて全身に人工皮膚パーツを装着し塗装。CGではない。ジュールズの姿を目にする度に落ち着かないような何とも言えないゾワゾワした気持ちになるのは、その生々しさがスクリーンのこちら側にも確かに伝わるからだ。生身の肉体がいかに大切か。奇想天外な物語に真実味を与える重要な要素であり、映画という「ものづくり」に関わるプロフェッショナルたちの凄さを改めて感じる。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >人生の先輩たちの包容力</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>認知症への恐怖、家族との疎遠、おひとり様の生き方。過去の後悔もあれば迫りくる老いへの漠然とした不安。人生の最終章を歩み始めた3人の姿に、ある程度の歳を重ねれば誰しも大いに共感するだろう。切実には違いないが、この映画は深刻ぶらずいたって軽妙。何しろ大の大人が宇宙人を真剣に助けようとするのだから。子供騙しの映画と思うなかれ。多少のことには動じない人生の先輩たちが見せる包容力と優しさにグッとくる大人版「E.T.」である。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6409.html</guid>
			<pubDate>Mon, 20 Apr 2026 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2026年3月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6376.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『<a href="https://www.kobikicho-movie.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">木挽町のあだ討ち</a>』</h2>









































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<p><h1>　優しい人たちの粋な人助け</h1></p>









































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<h3 >仇討ちの真相とは</h3>








































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<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202603/08a56edf7444c319ad625c276562a96b44b82deef39e0c9e2cca7ce4e79d14bc.jpg" alt="" width="340" height="256">
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>文化7年（1810）。町人中心の文化が花開いた時代。江戸・木挽町の芝居小屋「森田座」の裏の空き地で起こった仇討ち。「仮名手本忠臣蔵」千穐楽帰りの人々が、白装束の美青年・伊能菊之助（長尾謙杜）がヤクザ者（北村一輝）の首を討ち取るところを見届けた。その一年半後、美濃遠山藩から田舎侍風の一人の藩士・加瀬総一郎（柄本佑）が、仇討ちの顛末を知りたいと言って森田座を訪れる。菊之助の縁者と名乗る彼は、虫も殺せないような気弱な男が一体どうやって仇討ちを成功させたのか疑問だと話す。<br />
<br />
客の呼び込み担当の木戸芸者・一八に始まり、菊之助に剣術を指南した立師の相良与三郎、仇討ちの時の衣装を貸した元女形で衣装方の芳澤ほたる、菊之助を下宿させていた小道具方の久蔵夫婦。菊之助が、森田座で働くこの個性豊かな面々に助けられていたことがわかってくる。<br />
<br />
だが、討ち取られた首を埋めた場所を聞いても誰も答えられない。森田座を束ねるのは立作者の篠田金次（渡辺謙）。彼らは仇討ちの何を知っているのか。首の在り処は？</p>









































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<h3 >コミカルな群像時代劇 </h3>









































<!-- テキスト -->

<p>違和感のある仇討ちシーンだ。劇画タッチというか妙にわざとらしい。お世辞にも上手いとは言えない、まるでチャンバラごっこのような斬り合いは重厚な時代劇を想像しているとちょっと肩透かしを食らう。見事に騙されたというわけだ。<br />
<br />
原作は直木賞＆山本周五郎賞を同時受賞した永井紗耶子の同名小説、監督・脚本は源孝志。歌舞伎で始まるのは「国宝」を、江戸の町人文化と言えば昨年の大河ドラマ「べらぼう」、コミカルな時代劇は「侍タイムスリッパ―」を、劇中劇の種明かしの展開は「カメラを止めるな！」を思い出させる。俳優陣が豪華。森田座の面々には瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、正名僕蔵。菊之助の父母には山口馬木也と沢口靖子、悪役は石橋蓮司。<br />
<br />
上役の悪事に気づくもそれを暴くには命を懸けねばならない。夫を失ったあげく今度はまた息子が誰かの命を奪わなければならない。菊之助の母から相談を受けた金次もまた、そんな武家社会のバカらしさに嫌気がさして刀を捨てたのか。吉原生まれの一八、剣術道場の師範代だったが出世を絶たれた与三郎、幼子を亡くした久蔵夫婦、火葬場で働く養父に拾われたほたる。酸いも甘いも嚙み分けてきた森田座の彼らは、優しい。一致団結して、どこから来たかも分からない青年を守り抜くと決めたのだ。普段は裏方を務める彼らが打つ粋な大芝居をとくとご覧あれ。</p>








































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<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6376.html</guid>
			<pubDate>Mon, 23 Mar 2026 12:00:51 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2026年2月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6341.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『<a href="https://hodonaku-movie.toho.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ほどなく、お別れです</a>』</h2>









































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<p><h1>遺族に寄り添う人々の仕事とは</h1></p>









































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<h3 >逝く人と遺された人の狭間で</h3>








































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<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202602/large-b001e31f768c02a25c99fd4d4e9c3e45f51593d663b52a990d069a9370e574e9.jpg" data-rel="SmartPhoto[6341]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































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<p>大学生の美空（浜辺美波）は両親と祖母の4人暮らし。自分が生まれる時に姉の美鳥(みどり)を亡くしている。就活が上手くいかずインターンとして葬儀会社で働くことになる。美空の不思議な能力を買われて葬儀プランナ―である漆原（目黒蓮）にスカウトされたからだ。それは“死者の声を聴く”こと。その能力は姉がいつもそばにいていてくれるからだと感じている。<br />
<br />
夫を残して死んでしまった若い妊婦、闘病の末に亡くなった少女、二人の兄妹を残し交通事故で逝ったシングルマザー。その声を伝え遺族の悲しみを癒す美空だが、ご遺族の気持ちを一番大切にしなければならないと考える漆原の指導に悩む時もある。<br />
ある日、祖母・花子（夏木マリ）が入院。花子が美鳥の死にずっと責任を感じていたことに美空は気づく。<br />
<br />
そして花子の葬儀の日。漆原はある提案をする。それは美鳥が亡くなった川辺でお見送りをするというものだった。</p>









































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<h3 >誰にも必ず訪れる死 &nbsp; &nbsp; </h3>









































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<p>原作は長月天音の同名小説。脚本は本田隆朗（脚本監修に岡田惠和）、青春・恋愛映画を多く手掛ける三木孝浩監督。本作も若手人気俳優の浜辺美波と目黒蓮のW主演。夏木マリ、永作博美、鈴木浩介、光石研らベテラン勢がその脇をしっかりと固める。実際の葬儀プランナーで納棺師が葬儀監修を務めている。<br />
<br />
家族との別れは突然のこともあれば心の準備がある程度はできている場合も様々。いずれにせよいざその時に葬儀屋さんがどういう気持ちで仕事をしているのかを窺う余裕はないから、それを垣間見られたのは興味深かった。<br />
<br />
死後の世界はあるのかないのか。この映画にリアリティを感じるかファンタジーと捉えるか。人によって受け止め方は異なるだろう。さてみなさんはどうですか？いずれにせよ、今は亡き家族のことやいずれ誰にも訪れる死について、ふと思いを巡らす鑑賞後。死とはとても個人的なものだと感じたのであった。</p>








































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<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6341.html</guid>
			<pubDate>Fri, 20 Feb 2026 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2026年1月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6300.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



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<h2 >『<a href="https://somethingextra-movie.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">サムシング・エクストラ！ やさしい泥棒のゆかいな逃避行</a>』（英題：A Little Something Extra）</h2>









































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<p><h1>　お互い様の精神で</h1></p>









































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<h3 >泥棒が改心するまで</h3>








































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<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202601/large-17eb1fdd2d01bda166ac4bf3ca6dd5d07adb89de8267063914d435e485d7d4e0.jpg" data-rel="SmartPhoto[6300]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































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<p>宝石店に泥棒に入ったパウロ（アルテュス）と父親（クロヴィス・コルニアック）。警察の追手を逃れて飛び乗ったのは障害者施設のサマーキャンプ行きバス。二人はとっさに参加者とその介助人になりすまし、そのまま風光明媚な丘陵地のコテージへ。支援員のアリス（アリス・ベライデイ）をリーダーに総勢15名の賑やかなキャンプが始まる。<br />
<br />
素性がバレないよう積極的に彼らと馴染んでいくパウロ。一方の父親はウンザリだしそれどころではない。隠れて泥棒仲間と連絡を取りあうがみんなから何かと頼りにされる。レクリエーションではサッカーを指導したりするうちに、すっかりキャンプの一員に。<br />
<br />
だが二人は泥棒。屈託のない明るい日々はそういつまでも続かない。町に降り貸しボートを楽しんでいた時、警察がやってくる。パウロは素直に捕まり、父親は逃げた。<br />
<br />
そしてある日、父親が裁きを受けている裁判所。騒々しく乗り込んできたのは一致団結した彼ら。</p>









































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<h3 >美しい風景と生き生きした俳優たち </h3>









































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<p>2024年のフランスでNo.1のヒットとなった作品。監督・原案・脚本・主演はアルテュス。ダウン症の「シルヴァン」というキャラクターを演じ舞台やSNSで人気があるフランスのコメディアン・俳優。障害者に対する偏見やタブーを無くすために演じており、その姿勢はフランスの障害者スポーツ連盟にも歓迎され、パリ2024パラリンピックでは演出も務めたそうだ。<br />
<br />
オーディションで選ばれた11人は実際に障害を抱えるアマチュア俳優たち。歌手ダリダの大ファンでタトゥーを入れていたり、サッカーが大好きだったり、オシャレ好き、仮装好きなど彼らの個性をそのまま生かした脚本の下に、名前も実名で演じている。俳優陣の生き生きした表情とともに美しい田園風景や川辺などロケーションにも目を魅かれる。ベテランの撮影監督ジャン＝マリー・ドルージュの手による。</p>









































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<h3 >ちょっとした特別なもの</h3>









































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<p>障害のある人たちが持つファンタジーや独特の視点に子供の頃から惹かれてきたと話すアルテュス監督。好奇心旺盛な性格で心の中に垣根が無い人なのだろう。そして、楽しいことが好き、人を笑わせることが好き。とにかく愉快で元気が出てくる本作。大人気コメディアンの手に掛かればこうなるのかと唸らされる。<br />
<br />
障害とは、障害者とは何だろう。それは「A Little Something Extra=ちょっとした特別なもの」だと、映画は言うのだ。差異であって劣性ではない。アリスが恋人からのアメリカ行きの誘いを断るエピソードが印象的。悲しんでいる人がいればそっと寄り添い、障壁によって不便を被る人がいればバリアフリーにする、もし困っていたら手を貸す。お互い様の精神で。そのことを一篇の見事なファンタジーに仕立て上げた手腕がこの映画をヒットさせたのだろう。</p>








































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<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6300.html</guid>
			<pubDate>Tue, 20 Jan 2026 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2025年12月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6268.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『<a href="https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Tokyoタクシー</a>』</h2>









































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<p><h1>戦中戦後を生き抜いた大人たちへのラブレター</h1></p>









































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<h3 >彼女の終活</h3>








































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<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202512/large-aaa40cbffd71a18627422d248342e996e880d2499333f39264ab3f92535efc3c.jpg" data-rel="SmartPhoto[6268]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>個人タクシーの運転手、宇佐美浩二（木村拓哉）。同僚のピンチヒッターで客を迎えに行く。そこは柴又帝釈天前。客は自宅を引き払い葉山の老人ホームに入居すると言う高野すみれ（倍賞千恵子）。東京の街を見納めておきたいというすみれの希望で、あちこち寄り道をすることに。すみれは思い出を語り始める。<br />
<br />
子供の頃、東京大空襲と遭遇した言問橋。向島の商店街にあった母の喫茶店での若かりし頃の切ない恋の話。在日朝鮮人のキム君との交情は彼が祖国再建のため北朝鮮に旅立つことで終わる。一人息子を残して。その子を連れて結婚した相手はDV男。夫を相手に傷害事件を起こした裁判で有罪、服役。淡々と語られる波乱万丈の人生に触れるうち、浩二はすみれに促され少しずつ自分のことを語り出す。同級生の妻との生活、娘の音大入学のためのお金の工面。<br />
<br />
横浜を通る頃には冬の短い日もすっかり暮れる。老人ホームから約束の時間を過ぎているとの電話。もう遅れたついでだ。浩二はすみれを夕食に誘う。<br />
<br />
そして老人ホームに到着。淋しそうなすみれに向かい、浩二はまた会いに来るからと声を掛ける。</p>









































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<h3 >美しい倍賞千恵子 &nbsp; &nbsp; </h3>









































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<p>原作はフランス映画「パリタクシー」。山田洋次監督91作目の新作。脚本は山田洋次と朝原雄三。<br />
<br />
柴又とサヨナラすることから始まる、すみれの人生を振り返る一日の物語。あの「さくら」ではない「すみれ」の倍賞千恵子は華やかな衣装に身を包み、綺麗にセットされた髪と指先には上品なネイル。顔の皺さえも美しく、さすがというかやはり女優さんなんだなとウットリ。対する木村拓哉。これまであまり見たことのないような、カッコよさを打ち消して親しみを感じさせるタクシー運転手を好演。浩二の妻には優香、若い日のすみれ夫妻は蒼井優と大迫孝也。旧知の司法書士にはお馴染みの笹野高史、レストランの客に小林稔侍と、豪華な顔ぶれ、山田一家が出揃う。<br />
<br />
走行するタクシーの車窓の風景はVP（バーチャルプロダクション）という手法による。予め撮影した風景を映す壁状のLEDパネルで車を囲み、その中で俳優が演技をするというもの。ロケでの実際の風景と合わさり臨場感を損なわない。</p>









































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<h3 >山田監督、ここにあり。</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>大まかなストーリー展開も時代も原作映画とほぼ同じであるが、テーマは異なる。原作では主人公のマダムが実は著名な女性活動家だったとの設定を最後にサラリと付け加えた時（見逃すかもしれないようなワンカットで語る上手さ！）、彼女の個人的な不運は当時のフランス社会の男尊女卑をくっきりと浮かび上がらせた。その意味では社会派の女性映画の一面もあったと言える。本作はそこだけに焦点を絞ることはせず、平和への思いや在日朝鮮人の帰国事業などを絡めた昭和の戦中戦後史。本作はこれを描きたかったとだと感じた。壮絶な人生、でも悪いことばかりでもなかったのよと、かつての自分と手をつなぐすみれ。その姿は、自分の母や祖母そして身の回りにいる人生の先輩たちに重なり、ありがたいような愛おしいような気持が湧いてくる。山田映画らしい優しさとユーモアが健在の、大人たちへの贈り物。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6268.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 Dec 2025 12:00:50 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2025年11月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6244.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『<a href="https://hahanohi-film.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ハード・トゥルース　母の日に願うこと</a>』<br />
（原題：Hard Truths） </h2>









































<!-- テキスト -->

<p><h1>人とはなんと孤独なのだろう</h1></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >怒りの裏にあるもの</h3>








































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<!-- 画像 -->
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	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202511/large-a2bb90cd3cc11aa72ce97b37b584e83be8db810ea380b4e2de79281252a90b4e.jpg" data-rel="SmartPhoto[6244]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>ロンドンの住宅地。中年の女性パンジー（マリアンヌ＝ジャン・バプティスト）はいつも怒っている。スーパーマーケットのレジ打ちの女性にその顔が不機嫌だとケチをつけ、家具屋に行けば売り物のソファではしゃぐカップルに汗をつけて汚すなと非難し、店員には化粧が濃いと怒鳴る。病院では医師に治療の不満を述べる。家の中でも同じ。配管工の夫カートリーと引きこもり気味の息子モーゼスは、もはやあきらめの境地にあり家族の会話はほぼ無い。そんなパンジーとは対照的な美容師の妹シャンテル（ミシェル・オオースティン）。陽気な性格で、二人の娘を持つシングルマザー。シャンテルは、母の日には墓参りをし家族で一緒に食事をしようと姉を誘う。<br />
<br />
墓前でパンジーはシャンテルに言う。母親は妹のあなたばかりを可愛がっていた、と。そして、みんな私を嫌っていると涙ながらにこぼすのだった。<br />
<br />
シャンテルの家に2つの家族が集い母の日を祝う。相変わらず無口なモーゼスから思いもよらない言葉が出る。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >フィクションが描く人間の真実 </h3>









































<!-- テキスト -->

<p>監督・脚本はマイク・リー。1943年生まれ。キャリアは60年に及びイギリスを代表する巨匠である。<br />
脚本は用意せず、その代わりに俳優たちと話し合い、リハーサルをしながらキャラクターを作り上げていくそうだ。本作はリハーサルに14週間、撮影に6週間。それでも短いほうらしい。作り込まれた端正な映像、例えばパンジーの家のの中が異様にすっきりしているのも、シャンテルたちが暮らすアパートの部屋の温かさも、キャラクターの造形にピタリと合わせている。生々しいドキュメンタリーとは一線を画す、フィクションが描き出す人間の真実がある。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >誰もが人生の結末は分からない</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>人はこんなにも孤独な生き物なのかと突き付けられたような気がする。パンジーは真っ暗闇の中で生きているのだろう。同じ親に育てられても妹シャンテルとはあまりにも違う人間になっている。何があったか詳しくは描かれないしシャンテルは否定するが、パンジーにとっては妹と同じでなかったことが真実なのである。それはもうどうにも変えられないのだ。時間は決して遡らないのだから。きっと幸せな出会いがあって結婚して、そして子供が生まれても、彼女の中の暗い部分はくすぶり続けていた。中年にもなってまだそんな、と思うだろうか。私はそうは思わない。人とは、家族とは、これほどにややこしい存在なのだ。人間を見つめ続けてきた82歳の監督だからこそ描ける凄みがある。<br />
<br />
それでも、パンジーにはシャンテルがいる。「理解はできないけれど、愛している」と言ってくれる人がいる。モーゼスも言葉にこそしないが母を大切に思っている。夫カートリーは果たして…　映画の結末は分からない。誰もが人生の結末は分からないのと同様に。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6244.html</guid>
			<pubDate>Thu, 20 Nov 2025 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2025年10月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6205.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『ファンファーレ！ふたつの音』<br />
（原題：En Fanfare／英題：The Marching Band） </h2>









































<!-- テキスト -->

<p><h1>　鳴り響く人間賛歌</h1></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >異なる人生を歩んできた兄弟の出会い</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202510/ee8317262b8cd9713c0ed06d0569ffefe1f7e51c390f842a04787c97974756b8.jpg" alt="" width="340" height="227">
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>世界的指揮者ティボ（バンジャマン。ラヴェルネ）。白血病と診断され骨髄移植が不可避となる。検査の結果、妹ローズの骨髄が適合しなかった上に、自分が養子であったことが判明。37年間騙してきたのかと母を問い詰めると、血のつながる弟がいると告げられる。その弟を求めて訪れたのは北フランスの田舎町。<br />
<br />
ジミー（ピエール・ロタン）は、兄と名乗るティボの突然の訪問に驚き、戸惑う。実はジミーもまた5歳の頃、養母クロディーヌに引き取られていた。<br />
<br />
健康を取り戻したティボはドナーとなってくれたジミーに感謝を告げに再訪。地元の工場で働く者たちが集うアマチュア楽団「ワランクール吹奏楽団」でトロンボーンを吹くジミーに絶対音感があると気づく。そしてその才能を応援しようと決める。<br />
<br />
コンクールを控えたワランクール吹奏楽団では、工場の異動を命じられた指揮者が町を離れることになる。意を決したジミーはティボに指揮者の代わりを頼むが、逆にティボに説得されジミー自身が指揮者に。コンクールの当日。ちょっとした事件が起こり楽団は解散の危機、工場も閉鎖されようとしていた。ティボは、意気消沈するジミーと楽団の人たちのために奮起する。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >軽やかな語り口の重厚な物語</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>監督・脚本はエマニュエル・クールコル。フランスで260万人動員した大ヒット作。サン・セバスチャン国際映画祭（スペイン）観客賞受賞。<br />
<br />
養子とか白血病とか骨髄移植とか、それだけで一つのドラマになりそうな題材だが、映画の主題でないとは言えあっさりと描いて軽やかだ。主演二人の息の合った演技、脇役たちの絶妙な存在感、テンポの良い語り口にどんどん引き込まれていく。クラシック、ジャズ、ポップスなど様々な音楽は多すぎず少なすぎず心地良い。丁寧に作られていて無駄がない。<br />
<br />
フランス北部ノール県のラレンという町で撮影。かつて炭鉱都市として栄えた地域。機械や自動車産業の工場に代わるが閉鎖も進んでいる。そんな中でも炭鉱吹奏楽団は地域に根を張って持続し、実存する創立150年以上というラレン炭鉱吹奏楽団のメンバーが映画の中の楽団を演じているそうだ。クールコル監督は、そうした吹奏楽団の人々の率直で温かい人柄や地域の連帯の強さに魅かれ、本作を構想したと語っている。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >冷徹な眼差しが描くものとは</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>片や世界中のオーケストラを飛び回る指揮者、片や小さな町のアマチュア吹奏楽団の指揮者。養子先によって歩む人生が異なる。だが当然、ティボもジミーもそれぞれに得たものも得られなかったものもある。運命のいたずらというものかもしれない。いや、当人たちにとってはいたずらどころでないが、クールコル監督はその内面を殊更深刻に描き出そうとはしない。淡々と、ユーモラスでありながらも冷徹な眼差しは現実味を生み出し真に迫る。緊張感が漂うラスト、聞こえてきたのはラヴェルの「ボレロ」。不意を突かれ張りつめていた気持ちが緩む。全く見事としか言いようがない。<br />
<br />
そしてもう一つ、この映画には地域を支える産業がいかに変貌しようとも人はそこで生き続けるという人間賛歌が流れている。温かさに満ちている。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6205.html</guid>
			<pubDate>Mon, 20 Oct 2025 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2025年9月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6151.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『遠い山なみのひかり』</h2>









































<!-- テキスト -->

<p><h1>記憶を抱きしめて生きていく</h1></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >悪夢の正体は何か</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202509/large-17d0c1741db9a6cb9e6c935d097043a12e39c962e68f289fa063bb8b0bbda6b1.png" data-rel="SmartPhoto[6151]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>1982年、イギリスに暮らす緒方悦子（吉田羊）。戦後、長崎から渡英。長女・景子を自死で失くしている。初老の年齢に差し掛かり、近頃は悪夢にうなされる日もある。再婚したイギリス人の夫との子、次女のニキ（カミラ・アイコ）は大学を辞めジャーナリストを目指すライター。ニキに請われて悦子は長崎時代の思い出を語り始める。それは同世代の友人・佐知子（二階堂ふみ）とその娘・万里子とのことであった。<br />
<br />
1952年、長崎。夫・二郎（松下洸平）と高台に建つ団地に暮らす悦子（広瀬すず）。初めての子を妊娠中。ベランダからは川の畔に佐知子の住むあばら家が見え、近所の女たちが「アメリカさん」と噂するアメリカ兵が時折訪れる。ある日、道で見かけた万里子を送り届けたことをきっかけに佐知子と親しくなる。東京弁を使う佐知子だが、原爆の被害を受けた城山から逃れて今の場所に移り住んだらしい。近々、恋人のフランクと渡米するつもりだと話す。<br />
<br />
二郎の父・誠二（三浦友和）が福岡からやってくる。元教師で悦子の先輩だ。誠二には目的があった。自身の教育方針を批判する論文を書いたかつての教え子に会い、その意図を確かめることである。<br />
<br />
母の話を原稿にまとめながら、ニキは何かがおかしいと感じる。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >記憶を描写する</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>カズオ・イシグロの長編デビュー作（1982年、英題「A Pale View of Hills」）を原作に、石川慶（「愚行録」（17）、「蜂蜜と遠雷」（19）、「ある男」（22）等）監督・脚本。イギリスと長崎を行き来しながら映画は進む。<br />
<br />
女たちの物語だ。女優陣の競演が良い。イギリスの悦子は落ち着いた佇まいだがはっきりと自分の考えを言う女性。吉田羊がしっかりと演じる。長崎時代の悦子の広瀬すずからは、若々しい可憐さを湛えつつ意志の強さが垣間見える。佐知子役の二階堂ふみ。どこか掴みどころがなく不思議な人。孤高に生きる彼女の心の痛みが伝わってくるようだ。次女のニキを演じるのはカミラ・アイコ。母の昔話を聞くニキの視点が映画の観客の視点である。<br />
<br />
緒方誠二は嫁の悦子を労わる優しい人だ。軍国主義教育の信念が否定されるようになった世の中の変化に対する無念、失望、怒りを、三浦友和が体現。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >戦争って嫌なものだ</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>戦争や原爆のシーンは一つも出てこないが、私たちは知識として持っている。長崎が原爆の街であること、多くの人が死んだこと、被爆者が差別を受けてきたこと。ともすれば記号のようになって、一人ひとりの生活や人生が当然にあったことも一括りにしてしまうかもしれない。女性であることが今よりずっと不自由でもあった。その閉塞感から悦子は脱出したが、自分の行動によって娘が犠牲になったとの自責の念が消えることはなかった。悪夢の正体である。<br />
<br />
心の奥にしまい込んだものを引っ張り出せれば、やっと悪夢を見なくて済むようになる。記憶と折り合いをつけることが彼女自身を救い、姉の死に傷ついた娘のニキをも救った。戦争と原爆の傷跡と生き延びた人たちの困難、新たな時代を生き抜こうとする強さ。時代の変化に追い詰められる苦痛も誠二から見た。戦争って嫌だなとの思いが湧いてくる。私の勝手な造語だが嫌戦映画だと感じている。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6151.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 Sep 2025 12:00:53 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2025年8月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6105.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『私たちが光と想うすべて』</h2>









































<!-- テキスト -->

<p><h1>彼女たちの選択</h1></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >インドの大都会で働く女性たち</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202508/large-a7d9168de200d79319bee39cf8fde68e7813910ac06c6f600194118a0787c3d9.jpg" data-rel="SmartPhoto[6105]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>インド・ムンバイ。人口1300万人、デリーに次ぐインド第二の都市。周辺の町や村から多くの人が働きに来る。看護師のプラバ（カニ・クスルティ）と後輩のアヌ（ディヴァヤ・プラバ）。ルームメイトとして一緒に暮らす。物静かで仕事一筋のプラバは既婚者だが、夫はドイツで働いており長らく会っていない。そんなプラバに同じ病院で働く医師マノージはほのかな恋心を寄せる。一方のアヌは陽気な性格。ムスリムの恋人シアージがいるが異教徒との結婚を親が許すはずもなく、周囲にも秘密だ。<br />
<br />
病院の厨房で働く年配のバルヴァティ（チャカ・カダム）は、高層ビル建築のために住まいの立ち退きを迫られる。弁護士に相談するも、亡き夫が残したはずの居住証明書が見つからず対抗手段がない。<br />
<br />
プラバは意を決して夫に電話をするも留守番電話が応答するだけ。アヌは恋人の家族に会う予定が流れてしまう。<br />
<br />
結局、パルヴァティは仕事を辞め故郷である海辺の村に帰ることを決心。引っ越しを手伝うため一緒に向かうプラバとアヌ。潮騒が響く穏やかな時間の中で、人生の分かれ道に立つ二人もまた、それぞれの決断をする。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >女性監督が描くインドの今</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>インドの気鋭監督パヤル・カパーリヤー。ドキュメンタリーで注目され、初の長編劇映画の本作が昨年のカンヌ国際映画祭グランプリ（第二位）受賞。現在39歳の女性監督である。<br />
<br />
歌と踊りと派手なアクション、男性が主人公の作品が多いインド映画とは一線を画し、大都市で働く女性たちの日常を詩情豊かに描いていく。高層ビルの群れとその足元に立ち並ぶ露店、人いきれ。エネルギッシュな街の風景はドキュメンタリー映画を観ているかのようだ。だがそれらとは対照的に登場人物たちはどこか憂いを帯びる。離ればなれの夫との夫婦関係に悩むプラバ、恋人との関係を前に進められないアヌ。プラバへの想いを詩で伝える医師マノージの奥ゆかしさ、アヌの決心を我慢強く待つ恋人シアージ。ムンバイの喧騒にかき消されそうな彼ら彼女らの孤独や逡巡に寄り添う、監督の視線が温かい。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >自立への道行きを照らす光</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>しかし、これはラブストーリーではない。自立への苛酷な道行きを静かに描き出そうとしている。「インドにおいて愛は極めて政治的。誰と結婚できるかも非常に複雑な問題です」。カパーリヤー監督はそう述べる。アヌはわかりやすい例だろう。プラバにしても、「見知らぬ人と結婚できるもの？」とアヌに問われる場面がある。プラバは親の決めた相手と結婚したのだ。パルヴァティも理不尽な立ち退き要求に甘んじるしかない。カースト制度、宗教、伝統的な家族観など、とりわけ女性たちの窮屈さが確かに伝わってくる。<br />
<br />
すでに夫を亡くし一人で生きてきたパルヴァティの決心。それは二人の背中をそっと押す。プラバはこの先離婚を選ぶかもしれない。アヌは家族を説得して恋人と結婚するかもしれない。映画は結末を描かない。それでも、海辺の食堂の小さいけれどカラフルな光は彼女たちの選択を優しく照らす。印象的なラストシーンである。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6105.html</guid>
			<pubDate>Wed, 20 Aug 2025 12:00:53 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2025年7月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6058.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >『F1／エフワン』</h2>









































<!-- テキスト -->

<p><h1>何のために走る？</h1></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >弱小チーム、勝利までの道のり</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202507/large-7ce209f4bea326509f36ea78455e55d2bc7dc432c4afa2d1696eb7a611c8e6a4.jpg" data-rel="SmartPhoto[6058]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>フロリダで「デイトナ24時間レース」を走るソニー・ヘイズ（ブラッド・ピット）。ミニバンを寝床に各地を転々としながらレースに出ては小金を稼ぐ。30年前にクラッシュで大怪我を負い表舞台から去った伝説のドライバーだ。そんな彼を訪ねたのはかつてのチームメイト、今はF1チーム「エイペックス」のオーナー、ルーベン（ハビエル・バルデム）。目下最下位、このままではチーム売却も避けられない。ソニーに助けを求めてきたのだ。<br />
<br />
ロンドンのエイペックス本拠地。突然現れたソニーにチームの面々の反応は冷ややか。自信家の若手ドライバー、ジョシュア・ピアス（ダムソン・イドリス）やテクニカルディレクターのケイト（ケリー・コンドン）の態度は反抗的。だが、ベテランならではのソニーの豊富な経験と知識による的確な助言、その実力。チームは徐々にまとまりを見せ、成績を上げていく。<br />
<br />
しかし順風に思えたのもつかの間、車の改造が違法であるとの警告が届く。改良車を使えなくなったチームは再び低迷。<br />
だがそんなハプニングもチーム一丸となって乗り越え、ついに最終戦アブダビGPの日を迎える。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >ブラッド・ピットの魅力全開</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>記憶に新しい「トップガン マーヴェリック」（22）のジョセフ・コシンスキー監督ら製作スタッフが再集結。F1の全面協力を得、本物のサーキットコースを使って撮影。大迫力の音と映像は映画館で観ないともったいない。そして何よりブラッド・ピットのカッコよさ。酸いも甘いも知り、鷹揚で、人知れず努力を重ね、我が道を行く孤高の男。年齢を重ねてきたブラピならではの説得力。<br />
<br />
腕利きの風来坊がやってきてピンチを救い、また去っていく。あの西部劇、アラン・ラッドの再来だ。疾走するレースカーの爆音に身を任せ、レース展開にハラハラドキドキ。まさにドラマの王道。エンターテインメントの極致。猛暑にはうってつけである。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >憧れを追い続ける</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>それにしても、レースの裏側では膨大な数の人々が働き、ハイテクが導入され莫大なお金が動いていることに改めて驚く。ただ走るだけでなく、チームの勝利のために駆け引きが繰り広げられる。少しでも速く―それはスピードを求めるという純粋な動機だけではなく、様々な欲望や思惑が絡む大いなるビジネスの世界でもあった。<br />
<br />
だからこそ、ソニーだ。「何のために走るの？」「金のためじゃない」「じゃあなぜ？」究極の問い。腐らず、諦めず、責任を果たし、次世代に未来を託した後は自分だけの憧れを追い続ける。孤独が絶対条件。そんなのファンタジー？そうかもしれない。それこそ映画の醍醐味である。もちろん見どころはブラピだけでなく、集団で何かを成し遂げる姿にも胸が熱くなるスポーツ映画。<br />
<br />
レースにクラッシュは付き物だが誰も死ななくてホッとした。　</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-6058.html</guid>
			<pubDate>Tue, 22 Jul 2025 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
	</channel>
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