スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2026年3月号

『木挽町のあだ討ち』 優しい人たちの粋な人助け 仇討ちの真相とは 文化7年(1810)。町人中心の文化が花開いた時代。江戸・木挽町の芝居小屋「森田座」の裏の空き地で起こった仇討ち。「仮名手本忠臣蔵」千穐楽帰りの人々が、白装束の美青年・伊能菊之助(長尾謙杜)がヤクザ者(北村一輝)の首を討ち取るところを見届けた。その一年半後、美濃遠山藩から田舎侍風の一人の藩士・加瀬総一郎(柄本佑)が、仇討ちの顛末を知りたいと言って森田座を訪れる。菊之助の縁者と名乗る彼は、虫も殺せないような気弱な男が一体どうやって仇討ちを成功させたのか疑問だと話す。 客の呼び込み担当の木戸芸者・一八に始まり、菊之助に剣術を指南した立師...

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