瀧本智恵のシネマ・ノート 2026年2月号
『ほどなく、お別れです』 遺族に寄り添う人々の仕事とは 逝く人と遺された人の狭間で 大学生の美空(浜辺美波)は両親と祖母の4人暮らし。自分が生まれる時に姉の美鳥(みどり)を亡くしている。就活が上手くいかずインターンとして葬儀会社で働くことになる。美空の不思議な能力を買われて葬儀プランナ―である漆原(目黒蓮)にスカウトされたからだ。それは“死者の声を聴く”こと。その能力は姉がいつもそばにいていてくれるからだと感じている。 夫を残して死んでしまった若い妊婦、闘病の末に亡くなった少女、二人の兄妹を残し交通事故で逝ったシングルマザー。その声を伝え遺族の悲しみを癒す美空だが、ご遺族の気持ちを一番大切にしなけれ...


