スモールサンニュース瀧本智恵のシネマノート

瀧本智恵のシネマ・ノート 2021年8月号

「わたしはダフネ(原題:DAFNE)」 受け入れて乗り越える 心の旅 明朗快活なダウン症の女性ダフネ(カロリーナ・ダスパンティ)。休暇で出かけた山あいのキャンプ場で母マリア(ステファニア・カッシーニ)が倒れ、そのまま帰らぬ人に。突然訪れた別れに茫然とするダフネと父ルイジ(アントニオ・ピオヴァネッリ)。 葬儀を終え、二人だけの生活が始まる。職場のスーパーマーケットに出勤したダフネは同僚たちの温かい気遣いに支えられ、徐々に日常を取り戻す。だが一方のルイジは落ち込んだままだ。父を励まそうとダフネはある提案をする。遠く離れたマリアの故郷の村まで歩いていくことだった。 山道を抜け、湖のほとりを歩き、小さな宿へ...

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