金融マンのひとり言 2025年5月号
「言葉と身体」 わかる は わからない 新年度になり 新社員向けに 研修をおこないました。 終了後には こんなやりとりがあります。 私:「わかりましたか?」 新社員:「わかりました」 私:「何か質問は?」 新社員:「・・・・・・・」 学校教育の現場では 「わかる」「できる」に脚光があたり 「わからない」「できない」は 恥ずかしさ に結びつきます 恥ずかしさを 避けるため わからなくても 「わかりました」と答える癖が ついていきます 恥ずかしさ は 憚りを生み 前進の妨げとなります 弱さを露呈できる 場をつくり 「わかりたい」のきっかけを つくらなければなりません 質問がないのは 理解した ではなく 質問をする 考えに至ってい...