海上講師の中小企業コラム 2025年12月号
「『人生100年時代』の罠 ― 高齢者が働く理由の虚実 Vol.3」 横浜市立大学国際商学部・立教大学経済学部 兼任講師 海上泰生氏(金融論等担当) はじめに 『「人生100年時代」の罠』と題して論じてきた本コラムも、これで3回目になります。その論旨の一つになっているのが、『「人生100年時代」という罪なフレーズが、長生きリスクを過剰に煽っている』という考え方です。80歳時点で平均4,480万円(不動産含む。総務省調べ)という驚くほど豊かな資産を保有する我が国の現状において、高齢者世代は、なぜか「経済上の理由」を筆頭に挙げて働いている。しかも、前回紹介した高齢就業者等3,090人に向けたアンケート調査結果では、やりがいや喜...


