スモールサンゼミ京都

◆公開ゼミとして開催

●講義内容・山口義行からのメッセージ●
2017年をピークに今後徐々にスローダウンするとみられている日本の景気。
懸念される「米中貿易戦争」の影響や「紅い半導体」(中国産半導体)のインパクト。
AIやEVなど技術革新がもたらす100年に1回といわれる産業構造の変化。
――日本の中小企業を取りまく経営環境はいよいよ大きな変化の時代を迎えます。

経営者は、経営環境のそんな劇的変化にも「揺らぐ」ことなく、また「遅れる」ことのない強靭な企業を作っていかなければなりません。

講演では、そうした企業づくりのための指針を示します。
今こそ、低金利、低倒産という「ぬるま湯」状態に慣れてしまった企業経営者の意識変革が求められているのです。

講師:スモールサン・エグゼクティブプロデューサー 山口 義行
実施日時:2019年5月21日(火)18時30分~20時30分
担当プロデューサー:人財育成プロデューサー竹内健二

5月ゼミ報告

報告者 奥田英詔氏

ゼミでの一言
①イオンの社長は、常にメモをとっている。岡田家の家訓であり、これでいいのかと問い続ける。

②牛を殺さないで、肉を作る技術はもうできている。培養肉。今は200gで3200万円。培養液がめちゃくちゃ高い・・・が、数年先には桁違いに下がる

③京都の機械加工会社ヒルトップは1年半で全員の部署をかえる。


◇スモールサン 中小企業の地位向上のため、テレビ番組をもっている。 BS11 。スポンサーは スモールサンの 会員が基本。中小企業の目線で情報発信。

◇消費税について:消費者ではなく事業者が払う税。消費税を上げると、実際は税収が下がる。経団連は輸出企業中心。トヨタは消費税や法人税を払っていなかった。

◇スモールサン原則
3つの力。『読む力』『問う力』『つなぐ力』
・リーマンショックの時、スモールサン関係の会社は現金を積んでいた。時代をいかに読めるか?
・EV (電機自動車)は、部品は半分位でできる。普及すると下請けが崩壊する。組立も3人位で出来てしまう。発展途上国は、自前で車を作る可能性がある。 2020 年からダイソンは車を売り出す。
・虎屋500年続く企業の姿。本社ビルをたてなおしたが、高層から、低い建物になった。時代に合ったものを作った。この姿勢が室町時代から続く

◇景気動向指数
2015 年を 100 として、今どうななのか?という数字
・2017 年からの景気があがっ たのは、中国からの購入量が増えたから。中国は大国から、強国へと目指した 「製造 2025 」 (最先端技術 をもつ。 半導体性を自前で作る)。日本への 大量に 機械 を 注文 。 前年比2倍。 2018 年になって半分に下がった。
→アメリカが8月からファーウェイ 製品を一切買わないという法案を通した。今後、 ファーウェイ と一切取引しないとという法律を通した。これに伴い、景気が悪化していることが懸念。 ・・・ 米中戦争 9 10 月にアメリカ経済が悪化してくると考えると、消費税上げる時期に危険。 現在 ファーウェイ へは一切売り買いを禁止。1兆円の ビジネス がきえる。日本は
7000 億円位がきえる可能性がある。

◇厳しい時代
経営者の仕事は壊す仕事。
・ある会社で3人募集で 700 人応募がきた。大半が金融機関の人だった。金融機関の人は余っている。 また、 高齢者、女性、障害者、外国人 といった人が今後採用のポイントとなる。フジテレビ 早期退職金 で 7000 万 円をだした。 大企業は実は、早く人を追い出したい面がある。
・大企業になくて中小企業にあるもの
①経営者との距離感 ②失敗を恐れなくてもよい。減点主義 ではなく「 加点主義 」
・障害者雇用
「なないろ」。障害者をやとうのはマーケティング という面がある 。
人口の3割が関わっている計算になる 。 発達障害 の方も、 適切な部署と職務で才能が発揮される場合がある。能力を発揮する環境をあたえることでむしろ戦力となる。
・一人一人の多様な能力を活かすのが経営者。「多様性革命」。 GAFA は全て発達障碍者が企業を作った。日本は行き詰った時多様性で乗り 越え てきた歴史がある。

ゼミ予告

『スモールサンゼミ京都 秋のゴルフコンペ』
2019 年10 月19 日(土)開催!
場所:未定


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