論考 2026年3月号
「アメリカによるイラン攻撃の不合理とその影響 ——『血迷った』としか思えない愚行で大打撃を蒙る日本の中小企業——」 立教大学名誉教授 山口義行(スモールサン主宰) 「血迷ったか、トランプ」——これが、アメリカによるイラン攻撃の報に接した時の私の最初の印象だった。そしてすぐに「これは日本の中小企業にも大打撃になる」という懸念が頭を過った。残念ながら、この懸念はすでに現実のものとなりつつある。事態は日々刻々と変化しているが、まずは現在(※本稿執筆は3月22日)までの情報をいくつかの視点から整理しておくことにしたい。 “正当性”なき攻撃 今回のイラン攻撃について第一に抑えておかなければならないのは、それが「正当性」を...


