スモールサンゼミ横浜

※現時点での内容です。急遽変更が生じる可能性もございます。

本講義では、リズムを処理する脳の不思議について、皆様と共に探究してみたいと思います。
私自身、ドラマーとしてリズムを演奏する中で、宇宙的な感覚を覚えることがあります。
その感覚を脳科学の観点から眺めてみると、なんとも言えない味わい深さがあります。
すなわち、外部世界に存在する時間間隔の連なり(リズム)が我々の脳という内部世界で処理されると、そこには拍や拍子、そしてグルーヴと呼ばれる感覚現象が生じます。
このようなリズムを処理する脳のメカニズムをじっくりと見つめ、その背後にある脳の仕組みを深く考察すると、実はこれらの現象が、音と身体を一如とし、過去から未来を予測する人間の知性の根源と深く関係していることが見えてきます。
本講義では、これまで私が行ってきた赤ちゃんのダンスに関する研究、ヒト以外の生物の聴覚運動リズム同期に関する研究、リズム感の個人差や文化差、音楽・言語リズムの脳内処理過程について解説いたします。
皆様と一緒に、リズムを処理する脳の不思議について深く考究できましたら幸いです。

講師:慶應大学環境情報学部 准教授 藤井 進也 氏
開催日時:2026年07月14日(火)18:30~21:00


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