スモールサンゼミ名古屋

●テーマ●
「新規事業・経営者人材の創りかた」

●講師
ファインドスターグループ代表
内藤 真一郎 氏


●講義内容
倒産を契機に起業し、様々な失敗から学びながらグループ売上高122億円まで成長。
グループ企業は全て社員が立ち上げた企業内ベンチャーという驚異の実績を持つファインドスターグループ代表の
内藤真一郎氏を講師としてお迎えします。

新規事業の立ち上げからスケールさせるまで、そして経営人材を社内からどう生み出すのか、事例を交えてお話しいただきます。

【ゼミレポート】

◆事業の体系化
ビジネスを育成するため必要となる事業の体系化についてお話がありました。

市場(ターゲット)
ニーズ(何に困っているか)
ビジネスモデル(キャッシュポイント)
いくら良い物でも売れなければ意味がない
マーケティング(売れる仕組み)
一人ならなんとななるが、拡大はできない
参入障壁(競争優位性)
参入障壁どう作るか?
センターピン

この中でも、特に「市場・ニーズ」が重要だというお話がありました。


◆市場(ターゲット)
商売は需給。需給はアンバランス、常識の逆を攻め、ライバルがやっていない所、少ない所をあえて狙って攻める。
未来の大市場ニッチ→未来の大市場。将来大きくなると見込める市場を見出すこと。

◆ニーズ(何に困っているか)
合ったら便利は売れない→なくては困るものが売れ続け、本当に欲しいものは、その場で買おうとする。
理想は即決、そうでなくても少ない回数で受注できるかを見て。誰が何に困っているかを考えてビジネスモデルを考える。
誰が・ニーズ・サービスを考える時のポイントのお話がありました。

◆人財マネジメントのポイント
人を育てるポイントについて、ご経験を踏まえたお話がありました。
意志決定プロセスの共有。毎週マネージャーと話をして事実・課題・解決を議論して話し合っている。また社長の考えを伝えることができ、社員教育にもなる。
理念作成・価値観の明文化。理念を一緒につくり、理念研修を行ない、朝礼で話をするなどして、浸透させる取り組みをされているお話がありました。

◆ポジションが人を創る
グループ会社が成長した要因の1つとして、ポジションのお話がありました。
・グループ会社の雇われ社長はゼロ(1回退職していただく)
・グループ会社の成長率は、在籍時と比べ物にならない。
資金が0になったらゲームオーバー。追い込まれての成長
・圧倒的当事者意識
経費をバンバン使うでなく、考えて使うようになった。
どれだけ追い込まれても、なんとかしようと考えて動く
・NO2より圧倒的にNO1
重要ポジションほど玉突き人事で成功している


【懇親会】

懇親会では、講師の内藤氏にもご参加いただき懇親を深めました。
恒例の質問コーナーでは、人財採用についてや信頼関係を構築する時の考え方などお応えいただきました。

今回のゼミでは、商売は需要・再現性・売れる仕組み作り・グループ経営術ととても内容が濃い中、事業の体系化と従業員との信頼関係をつくりポジションを任せる事の大切さを感じたゼミでした。



スモールサン ゼミNAGOYA
Pサポーター 関上 直人


ページの先頭へ