スモールサンゼミ名古屋

◆テーマ
緊急公開ゼミ!徹底討論!
「日本経済と中小企業の未来!〜日本企業よ!闘う力は残っているか?〜」

◆講師
立教大学経済学部教授
スモールサン エグゼクティブプロデューサー
山口 義行教授

【ゼミレポート】


今回は、山口義行教授の登壇、参加者が100名を超えた公開ゼミを開催致しました。

◆スモールサン 三原則
 経営者として大切な3つの原則についてお話がありました。

・    読む力
センスは磨かないと現状維持ではなくゆがんでいく。
経済状況を読むために自分を磨く事。
・    問う力
問いは、日常の中に埋没している。
自社の「発展」は?と聞かれて答えられるか?
「これでいいのか?」と問い続ける事。
・    つなぐ力
一企業で大きくなるのは難しい時代。企業同士のつながり、人のつながりを大切にする事。

日々勉強の積み重ね、変化はすぐには表れない。まずは量を大事にやり続ける事から、急に成果を感じる時がくる。質の変化が起きたら、変化に応じて会社を変えていく必要がある。

◆    現在の経済事情から未来の景気を読む
 実際に起きている話題から、どんな日本経済の未来が予測されるのか。
 具体例を通じてお話がありました。

・    消費税の先送りと景気との関連性。
・    製造業の売れ行きから見る、政府見解と実情の違い。
・    中国の自動車産業の現状。
・    日経平均指数と景気動向指数の動き

 経済事情を知り、まず「経済情勢の現状を知る事」
 また社長だけが知るのではなく、従業員と話し合い、それぞれの役割を果たしていくこと。
社長は「知らせる」
従業員は「解決する」


◆    3つの壁
事業を発展させていくと直面する3つの壁について話がありました。

・    市場の壁
先の展望はあるのか?
展望次第で、人は集まるか逃げられるかが決まる。
・    地域の壁
地域と共にするだけでは埋没する。
1つの未来は、中小企業の海外進出。従業員数名の進出から成功している事業があり、国境は超えられる。
・    人手の壁
人件費は、投資と同じ。投資以上に利益を出すために従業員を教育する事。

◆本業と隣接する業種を探るためには?
 事業の拡大、発展させるために、本業以外の業種に目を向ける事。
 そのために必要な3つの要素。

1.    情報が足りない。
2.    人が足りない。
3.    資金が足りない。

 情報・人・資金の必要性を、2つの企業の成功事例から、事業展開をされたお話があり、お客様からニーズに聞き、ニーズに合う商品を創り、人育てに、お金を惜しまない事の大切さを話されました。


◆懇親会
 恒例の懇親会、山口義行教授にもご参加いただき60名を超える方々で、ご歓談致しました。
ゼミでの話を受け、更なる事業発展について熱く語られた懇親会となりました。

 今回のゼミは、山口義行教授から直接お話が聞ける機会、スモールサン三原則は、日々意識する事。自社の発展には、闇雲に実践するのではなく、自社の現状、将来のビジョン、経済事情など、知った上で実践に移す。
 また人への投資、人を育てる事にお金を惜しまず投資する事が大切だと感じたゼミでした。

スモールサン・ゼミNAGOYA
サポーター 関上 直人


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