スモールサンゼミ名古屋

アンガーマネジメントとは、イライラ、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。
怒りやイライラと上手に付き合うことで、職場での問題解決などあらゆる物事に良い循環が生まれる考え方を学びます。

講師:一般社団法人日本アンガーマネジメント協会・シニアアンガーマネジメントファシリテーター
人財育成プロジェクト NEUE(ノイエ) 代表 飯島 敬子 氏
開催日時:2019年5月20日(月)18時20分~
担当プロデューサー:山内税務会計事務所 山内 新人 氏

ゼミレポート

◆アンガーマネジメントとは?
1970年に始まった、怒りの感情をマネジメントするための心理トレーニング法。
2001年9月11日の世界同時多発テロ以降、広がりを見せている。
日本でも、子供から大人まで個人に対する教育から、会社の企業研修、スポーツ選手への教育、犯罪者の更生プログラムなどに活用されている。

◆必要とされる背景
1.CS(お客様満足向上)の為
 クレームやお叱りを受けた時に、2次クレーム防止に繋がる。
2.ES(従業員満足向上)の為
 職場におけるハラスメント、スタッフ間のコミュニケーションが円滑になる。
 特に、組織内のコミュニケーションを円滑にするためにとても大切。

◆怒らないことがいいとは限らない
アンガーマネジメントでは、全く怒らないことはではなく、「怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようにすること」を提唱している。
怒りとは、人間にとって自然な感情の1つ。怒りのない人はおらず、なくす事は不可能なため、罪悪感をもつ必要はない。
機能や役割として、身を守るための感情だと言われている。

講義中、短いワークショップや自己診断を行い、自分自身や身近に起きる怒りに関する事を、より身近に感じていただきました。怒りの原因・怒る傾向・怒りの点数、怒った事例。


◆アンガーマネジメントの3つの暗号
1.怒りの感情のピークは「長くて6秒」
 6秒待てば、ピークを超え一区切りする、耐えきれないために大きな問題が起きてしまうこともある。
 怒りを伝える時は、言葉のボキャブラリーがあると、上手に伝えやすくなる。

2.イライラする・怒る理由は「べき」
 「べき」が眼の前で裏切られたときに怒りやすい。
 怒りが生まれるメカニズム…
 出来事が起きた時に意味付けをし、場合により怒りになる。

3.思い込みの分かれ道
 自分の事はコントロールできる。
 自分以外の事はコントロールできない。
 人に怒る時は、事実を伝えて相手の意見を聞く。

 自分の感情に責任をもつこと。
 自分の結果に責任をもち受け入れる。

懇親会


懇親会では、講師の飯島氏にもご参加いただき懇親を深めました。
感情の1つである怒りがテーマだった事があり、個別に質問されている方もおり、懇親を深めました。

今回のゼミでは、怒りという事で感情が良くも悪くも仕事に影響する事を感じながらお話を伺いました。適時ワークショップがあり、お客様との接し方、従業員との接し方、自分の傾向、怒りの取扱方など、仕事だけでなく、普段の生活にも活かせる内容だと感じました。
自分自身は、コントロールできるので、自分を知り、怒りと付き合えるようにしていきたいと思います。


スモールサン ゼミNAGOYA
サポーター 関上 直人


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