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		<title>スモールサンニュース</title>
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		<copyright>Copyright (C) 2026 スモールサンニュース All rights reserved.</copyright>
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			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>対談　2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/taidan/entry-4864.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



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<h2 >「“二極化”する不動産市場 <br />
～その① 活況なのか? 不振なのか?～」</h2>









































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<p>オラガ総研株式会社 代表取締役　牧野知弘氏　<br />
聞き手　立教大学名誉教授　山口義行（スモールサン主宰）</p>









































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<p>　本年3月に発表された2023年の公示地価(全国・全用途平均)は前年比1.6%の上昇。全用途・全エリアの地価が上昇し、地方四市（札幌市・仙台市・広島市・福岡市）を除く地方圏の住宅地も28年ぶりに上昇した。こんなデータからは不動産市況の「活況」ぶりが見て取れるのだが、他方で市況の「不振」を示すデータも少なくない。<br />
　たとえば2022年のマンション発売戸数は前年比5.9%減。なかでも首都圏 12.1％減、近畿圏 5.8％減、東海・中京圏 15.1％減と三大都市圏で軒並み大きく減少している。また、戸建て住宅の売行き不振で大手のハウスメーカーの在庫が増加しているというデータもある。<br />
　――活況なのか不振なのか。今回の対談ではそんな「奇々怪々」の不動産市場の現状を牧野知弘氏に解き明かしてもらう。<br />
　また、牧野氏は近著『負動産地獄～その相続は重荷です～』の中で、不動産が“資産価値”としての意味を失いつつあるとして、来るべき「相続ラッシュ」の時代にこれが深刻な社会問題になると警告されている。対談後半では、この点についてもお話を伺う。不動産を取り巻く状況から日本経済の“今”を垣間見る。――今回の対談が読者諸氏の時代認識の一助となることを期待したい。</p>








































<hr class="clearHidden">





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<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
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	</a>
</div>


































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<p><b>【牧野知弘氏のプロフィール】<br />
</b>東京大学経済学部卒業。第一勧業銀行（現：みずほ銀行）、ボストンコンサルティンググループを経て1989年三井不動産入社。数多くの不動産買収、開発、証券化業務を手がけたのち、三井不動産ホテルマネジメントに出向し、ホテルリノベーション、経営企画、収益分析、コスト削減、新規開発業務に従事する。2006年日本コマーシャル投資法人執行役員に就任しJ-REIT（不動産投資信託）市場に上場。2009年株式会社オフィス・牧野設立およびオラガHSC株式会社を設立、代表取締役に就任。2015年オラガ総研株式会社設立、代表取締役に就任する。2018年全国渡り鳥生活倶楽部株式会社設立、代表取締役に就任。著書に『2020年マンション大崩壊』『2040年全ビジネスモデル消滅』『負動産地獄 その相続は重荷です』（以上、文春新書）『空き家問題』『不動産激変 コロナが変えた日本社会』（ともに祥伝社新書）など多数。テレビ、新聞などメディア出演多数。</p>









































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<h3 >公示地価上昇の背後に“タワマン・ブーム” </h3>









































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<p><b>山口</b>：本年3月に発表された公示地価上昇を受けて、読売新聞は「地価が上がれば、保有資産の価値が向上して企業や家計の心理が上向く。経済全体にとっては明るい材料と言える」(2023.3.27)と書いています。でも、手放しで「明るい材料」と受け止めていいかどうか。私にはどうも抵抗感があるんですが、まずはこの公示地価上昇の背景について教えていただけますか。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そうですね。地方都市で公示地価が大きく上昇したことがトピックスになっていますが、その背景にはいわゆる「タワマン・ブーム」があります。<br />
<br />
<b> 山口</b>：そういえば、北海道の旭川駅の近くにタワーマンションが建設中だということをテレビの報道番組が取り上げていました。札幌などの大きな都市だけではないところが最近の特徴なんですね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そうなんです。大手や中堅のデベロッパーの一部が、地方にどんどん打って出ていて、地方の主要駅の駅前はこういった市街地再開発事業が花盛りになっています。東京都区内でも例えば新小岩とかですね、その隣の小岩とか、下町でも多くの計画がたちあがっています。私も驚いたんですけど、JRの十条の駅前で分譲中のタワマンは周辺相場を大きく上回る価格をつけていて話題になっています。<br />
<br />
<b>山口</b>：今回発表された公示地価では、札幌市・仙台市・広島市・福岡市という地方4市はもちろんですが、それ以外でも住宅地が上昇しました。それにはそういう背景があるんですね。でも、こうしたタワマン・ブームを引き起こしている要因というのはどういうところにあるんでしょうか。</p>









































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<h3 >「市街地再開発制度」と地方自治体の戦略</h3>









































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<p><b>牧野</b>：最初にまず指摘しておかなければならないのは「市街地再開発制度」ですね。<br />
<br />
<b>山口</b>：といいますと。<br />
<br />
<b> 牧野</b>：中心市街地の商店街の中には八百屋さんとか、魚屋さんとか、小さな区画で商売をされている商店などがたくさんあります。そんな駅前の小さな土地を全部持ち寄って、そこにタワーマンションを建てるんですが、その場合土地所有者の権利をその建物の「床」に対する権利に転換することができるという仕組みです。つまり、元々の地権者さんは自分が持っていた土地分の価値をこの建物の中の「床」と交換するわけです。こういう制度が駅前開発に活用されています。たとえば、地方のターミナル駅、宇都宮とか高崎とか鹿児島や長崎など、こういったところの駅前開発の手法にこの市街地再開発制度がどんどん使われています。<br />
<br />
<b>山口</b>：でも、タワーマンションを建てるわけですから、多額の建設費が必要ですよね。その資金はどうやって賄うんですか。<br />
<br />
<b>牧野</b>：地権者が自分の土地と引き換えに手に入れる「床」を「権利床」というんですが、タワーマンションは高層ビルですから「権利床」以外の「床」もたくさんできます。それを「保留床」というんですが、通常市街地再開発の場合には容積率のアップが認められますから、そういう「ボーナス容積率」も含めた「保留床」の権利を売って建設費用を賄うわけです。資金の出し手として登場するのがデベロッパーで、彼らは取得した保留床部分を分譲マンションとして売るわけです。立地条件によっては、オフィスにして賃貸に出したりします。<br />
<br />
<b>山口</b>：なるほど。なかなかうまい仕組みですね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：自治体にとってもこの仕組みは利用価値があるんですね。たんに駅前再開発によって地域を活性化させようというだけではなくて、先程言った容積率のアップを認めることのバーターとして「公共施設を施設内に入れなさい」というようなギブ・アンド・テイクをするんです。三井不動産が手掛けた八重洲のミッドタウンも市街地再開発制度を活用した建物ですが、そこには空港と繋ぐバスターミナルが整備されています。あれも当然行政から要請されて整備したものです。<br />
<br />
<b>山口</b>：最近は再開発された地方都市の駅ビルなどに、図書館などの公共施設が入っていることが多いですよね。「テナント料が高そうな施設の中に、どうして公共施設がはいれるんだろうか」と不思議に思っていたんですが、そういう仕組みがあったからなんですね。市街地再開発制度を使ってタワマンを建てるというのは、地方自治体としてもウェルカムというか、積極的な戦略の一つでもあるわけですね。</p>









































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<h3 >“タワマン・ブーム”を支える地方富裕層と大都会の投資家たち</h3>









































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<p><b>山口</b>：市街地再開発制度というのはたしかにうまい仕組みだなとは思うんですが、気になるのはそんな風にしてどんどんタワーマンションが建てられていて、その分譲マンションは本当に売れているのか、売れているとすればどんな人たちが買っているのかです。この点についてはどうですか。<br />
<br />
<b>牧野</b>：現在は「駅前のタワーマンション」というコンセプトで売ると、非常によく売れると言われています。なぜこのコンセプトで売れるかというと、一つは「コンパクト化現象」、これは東京都内に限らず、例えば仙台や広島などもそうなんですが、郊外に散っていた高齢者が都心部の主要駅周辺に戻ってくる現象が起こっているからなんです。<br />
<br />
<b>山口</b>：たしかに歳を取ると、生活に必要な機能が集中している都会の方が暮らしやすいということはありますね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：ただ価格が非常に高いですから、「コンパクト化現象」といっても買うことができるのは富裕層に限られています。なかには「住みたい」というよりも、「駅前に新たに建ったタワーマンションの1軒を持っている」というステータスが欲しくて買う方もいらっしゃいます。それから、もちろん東京や大阪など大都市の投資家が地方のタワマンのマンションを買うというケースもあります。そういう人たちは値上がりを見込んで買っていたり、賃貸にして家賃収入を得るために買っていたりします。私も地方へ行くと、地元の方から「高層マンションが建てられているけれども、地元の人間は高くて買えないのになんであんなものを作るんだ」という疑問を投げかけられることがよくあります。でも、最近は地方でも富裕層がかなり増えてきているし、金利が低いですから投資用の物件としても人気があるんです。</p>









































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<h3 >“タワマン節税”という相続税対策</h3>









































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<p><b>山口</b>：それにしても富裕層の人たちはどうしてそんなに不動産を買いたがるんですか。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そこにはもう一つ、タワマン・ブームを支える要因があるんです。それは相続税対策です。著書にも書きましたが、タワーマンションはまさに「打って付けの節税対策」になるんです。ちょっと説明しますと、たとえば東京湾岸エリアで土地面積が4000坪、建物延床面積3万6000坪のタワーマンションがあって、そこに1000戸の住居が入っているとします。１戸当たりの持ち分は土地が４坪、建物36坪（共用部を含む）になります。このマンションを1億3500万円で買ったとします。<br />
<br />
<b>山口</b>：たった4坪の土地に36坪の家が建っている。戸建てでは考えられませんが、タワーマンションの場合、そんな「いびつな」家を買ったことになるわけですね。<br />
<b><br />
牧野</b>：そこがポイントです。土地が4坪しかないので、土地路線価が坪400万円だとしても課税対象額は1600万円で済むわけです。でも、実際は購入価格1億3500万円のうちたとえば、土地が1億円、建物は3500万円という割合になっています。<br />
<br />
<b>山口</b>：現金で1億円を相続したら全額課税対象になるけど、そのお金をタワマンの購入に当てれば、課税対象額を1600万円に圧縮できるというわけですね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そうなんです。建物については時間の経過ともに価値が目減りしていきますが、仮にその価値が購入価格の7割だとすれば2450万円ですから、土地と建物全部合わせても課税対象は4050万円で済みます。1億3500万円が4050万円に、つまり9450万円も課税対象価格を減らすことができるというわけです。相続税は課税対象価格に対する税率で計算しますので、課税対象価格を圧縮できれば節税になるというわけです。<br />
<br />
<b>山口</b>：だから、現金で残さないでタワーマンションの分譲を買って、それを相続させようとするんですね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：さらに銀行から借入れをしてマンションを買えば、さらに借入れ分を相続評価から差し引くことができます。そこで、いま銀行員たちは「ウチから借入れをして、駅前に建つあのタワーマンションを買えば、相続税を大幅に減らすことができますよ」というセールスをいっぱいやっています。富裕層向けですから安全な融資ですし、高額なマンションですから金額も張るので、融資額も大きくなり、銀行にとっては恰好の案件なんです。<br />
<br />
<b>山口</b>：最近は銀行貸出に占める不動産向けの割合が上昇してきていますが、こうしたことも背景になっているんでしょうね。</p>









































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<h3 >円安と低金利が呼び込む外資マネー</h3>









































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<p><b>牧野</b>：さらにもう一つ付け加えると、東京とか大阪のタワマンの場合とくにそうですが、外資マネーがマンションの購入に加わってきています。<br />
<br />
<b>山口</b>：それもよく耳にします。<br />
<br />
<b>牧野</b>：ご存じのとおり為替が大きく円安に振れたのと、日本がまだまだ非常に低金利であること、これが外資を呼び込んでいます。東京のプロパティ(資産としての不動産)、特にタワマンなどは流通性が高いので買って3年、5年でエグジット(出口:売却して資金を回収)するというストーリーを組み立てやすい。3年から5年で売り抜けることを前提にして、外資が大都会のタワマンを購入している。これも「タワマン・ブーム」を支える要因になっています。<br />
<br />
<b>山口</b>：先日中国人の方に聞いたんですけど、中国国内では今不動産投資は低迷しているけど、日本の不動産については盛んに買っている。その場合、日本の金利が安いので、日本で法人を設立して日本の銀行から資金を借りて不動産を購入していると。そんな話を耳にすると、やっぱり現在の日本の低金利が不動産投資の大きな誘因になっているのだと実感します。<br />
<br />
<b>牧野</b>：国内の投資家にとっても低い金利で資金を調達して不動産を買えば、それを賃貸に出せば高利回りの運用が期待できますからね。</p>









































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<h3 >寡占化するマンション市場</h3>








































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	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-6441de44de026820106cb5268ec314c5.png" data-rel="SmartPhoto[4864]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































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<p><b>山口</b>：タワーマンションには実に多様な資金が流入してきていて、それが昨今のブームを支えているという構造がお話を聞いてよく理解できました。ところで、牧野さんにぜひお聞きしたかったのですが、こうしたブームと裏腹にマンションの発売戸数は首都圏を中心に10年以上にわたって傾向的に減少してきていますよね。日本の人口や世帯数が減ってきているのですから、このこと自体は当然と言えば当然ですが、それにもかかわらず価格の方は傾向的に上昇しています(図1)。これはどういうわけなんでしょうか。<br />
<br />
<b>牧野</b>：それは一言で言えば、市場が寡占化しているからなんです。新築マンションのマーケットを例えば首都圏（１都３県）でみると、20年前に比べるとだいたい3分の1にまで縮小しているんですが、マンション・デベロッパーというプレイヤーの方は約4分の1とそれ以上に減少しています。要するに、マーケットの寡占化が進んだわけです。今やメジャーセブンという大手デベロッパー7社がマーケットの半分以上を牛耳っちゃっている。相撲で言えば、土俵が3分の1になるとともに関取たちも減って、いまや小結以上だけで相撲を取っている状態です。ですから、彼らの中で供給調整ができてしまう。<br />
<br />
<b>山口</b>：なるほど。<br />
<br />
<b>牧野</b>：都心居住が進む中では新築マンションは都心部に限って言えばむしろ不足気味なんです。ですから、価格は上がるし、なかなか下がらない。高くて手が出ない消費者の皆さんは諦めて中古マンションの購入へと進むことになります。その結果、中古マンションの価格も「連れ高」で上がってしまっている。不動産市況は現在こんな状況になっています。<br />
<br />
<b>山口</b>：最近のマンション価格はいくらなんでも上がり過ぎじゃないかと思うんですが。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そのとおりですね。建築費が3年前、4年前に比べると3割から5割ぐらいが上がっています。これを販売価格に乗せると、土地代も上昇していることも相まって消費者が手を出しにくいほどに高い価格になってしまう。そのため、さすがに売れ行きは落ちてきています。</p>









































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<h3 >“実需”と乖離する市況</h3>









































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<p><b>山口</b>：タワーマンションは相続税対策をしたい富裕層や低金利を背景にした国内外の投資家の需要などに支えられて好調かもしれませんが、それ以外のマンションの方は価格上昇が重石になって売れ行きも落ちてきている。ということは、マンション市場の中で「二極化」が進んでいるということですね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そのとおりです。富裕層の節税需要や投資需要に支えられたタワマンの市場と、いわゆる「実需」、つまり「本当にマンションを買って住みたいという人たちの需要」にもとづく市場ではまったく様相が違ってきています。後者の「実需層」にとっては新築マンションはすでに手が出ないほどの価格になっていますし、中古マンションも「連れ高」で高騰していているためになかなか買えない。新築でも、節税需要や投資需要を期待できない郊外のマンションなどの場合には、逆に立地が好まれないなどの理由で販売にかなり苦戦しているようです。<br />
<br />
<b>山口</b>：冒頭お話しした公示地価の上昇は、そういう「実需層」にとってはあまりうれしい話ではありませんね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そうですね。最近は地価が上昇し、建設費が高騰したために、賃貸マンションでも「空室」が増えているという現象も見られ始めました。これは東京都心、城東地区と言われている東京の東側などで起きている事象なんですが、土地を買って賃貸用のマンションを建てますと、坪当たり15,000円以上の賃料設定をしないと利回りが合わない。<br />
<br />
<b>山口</b>：坪15,000円というと…<br />
<br />
<b>牧野</b>：通常のワンルームマンションは8坪ぐらいですから、坪15,000円だと家賃が12万円になっちゃうんです。月額12万円の賃料を払える単身者は、そんなにいないです。<br />
<br />
<b>山口</b>：少なくとも大学生は無理ですね。7、8万が限度です。<br />
<br />
<b>牧野</b>：そうですよね。実際、坪1万円を超えると借り手がどんどん少なくなっていきます。10万円を超えて12万円とか13万円になってくると、エリートサラリーマンなどかなり余裕のある人でないとちょっと厳しい。でも建築費も土地代も上がってしまったんで、利回りを確保しようとオーナーは坪15,000円でなんとか貸そうとするわけです。その結果、賃貸マンションの空室がものすごく増えてしまっている。</p>









































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<h3 >“金融正常化”がターニングポイントをつくる!?</h3>









































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<p><b>山口</b>：マンションの話をしてきましたが、「戸建て住宅」は節税対策とか投資対象として購入されるケースはあまりないですから、まさに「実需」で動いている市場ですよね。今はその戸建て住宅も高くなりすぎて売れ行きが落ちてきています。要するに、「実需」に近い不動産市場では「不振」が言われ始めている。他方、タワーマンションは「実需」だけで買われているわけではないから「活況」を呈している。こんな歪な二極構造はいつまで続くんでしょうね。<br />
<br />
<b>牧野</b>：その点で、今年一番大きなトピックになるのは金利の動向だと思います。<br />
<br />
<b>山口</b>：新日銀総裁は、遅かれ早かれ「金融正常化」を目指して金利の引き上げに踏み切るだろうと言われています。<br />
<br />
<b>牧野</b>：不動産投資によって高利回りで資金運用ができたのは非常に安い金利で資金が調達できたからです。また金利に対して不動産価格は敏感に動きますから、金利が上がり始めて不動産価格が先行き下がりそうだとなれば、値上がり益を期待して日本の不動産を買ってきた海外の投資家も引いていく可能性があります。そうなれば、タワマン・ブームは曲がり角に差し掛かることになるでしょう。ただ、金利引き上げで住宅ローンが上がれば、「実需層」にとってもそれだけ住宅購入のコストが上がることになりますから、不動産マーケットは全体として厳しい状況に陥ることが予測されます。<br />
<br />
<b>山口</b>：不動産の市況は景気全般にも大きな影響を与えますから、日銀の政策修正がどのタイミングでどのようにしてなされるのか、私たちも注視していく必要がありますね。</p>









































<!-- テキスト -->

<p><div align="right">———<a href="https://www.smallsun.jp/smallsun_news/taidan/entry-4908.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">[②へ続く]</a>　<br />
2023.4.12対談</div></p>








































				
				
			]]></description>
			<category>対談</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/taidan/entry-4864.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 May 2023 12:00:59 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>弘中教授の中小企業コラム　2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/column/entry-4865.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



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<h2 >「生産現場のデジタル化：中小企業の誤解と処方箋」</h2>









































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<p>中京大学総合政策学部教授　弘中史子氏（経営戦略論担当）<br />
</p>









































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<h3 >1. 　中小製造業とデジタル化</h3>









































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<p>　日本の製造業は，デジタル化への対応が急務だと言われています。コロナ禍で取り組みが加速したとはいえ，中小企業のデジタル化も進んでいるとは，まだ言えないようです。<br />
　デジタル化は，大企業より中小企業のほうが恩恵が大きいと考えられます。たとえば人手不足は大企業よりも中小企業のほうが深刻です。この状況はしばらく解決しそうにもありませんから，雇用を増やさすに生産性を上げることを考えなければなりません。また昨今の電気代をはじめとするエネルギーコストの急激な上昇も，中小企業の利益構造に大きな影を落としています。生産性向上にも，エネルギーコスト削減にもデジタル化は役にたちそうです。</p>









































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<h3 >2. &nbsp; &nbsp;デジタル化に関する中小企業の誤解</h3>









































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<p>　それなのに，なぜ中小製造業のデジタル化が進まないのでしょうか。ここに，全国の中小企業者を対象に調査した興味深いデータがあります（株式会社東京商工リサーチ「令和3年度中小企業の経営戦略及びデジタル化の動向に関する調査に係る委託事業報告書」）。<br />
　この調査の中で，「デジタル化に取り組んでいるが，業務効率化までは実現できていない」と回答した中小製造業は49.0%と実に半数近くにのぼり，デジタル化に懐疑的であることがわかります。またデジタル化に取り組む上での課題として（複数回答），「費用対効果がわからない，測りにくい」をあげている企業が最も多く46.6%，次いで「デジタル化を推進できる人材がいない」が37.7%です。こうした回答の背景には，「デジタル化は投資額が大きいが，効果が出るかどうかは未知数」「デジタル技術に通じた人材がいないと成功できない」という誤解があるのではないでしょうか。</p>









































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<h3 >3. &nbsp; &nbsp;処方箋①　小さくはじめるマインドセットで取り組む</h3>









































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<p>　私たちの研究グループでは，中小製造業のデジタル化に関する実態調査に取り組んでおり，成果をあげている企業の共通点がいくつか見えてきました。そこで，デジタル化の中でも，中小企業が比較的利用しやすいと言われているIoTを例に上げて説明したいと思います。生産現場では，機械等にセンサー等をつけ，稼働状況をデータで見える化するというIoTの手法がよくとられています。<br />
　成功企業に共通しているのは，費用をかけずに小さく始めていることです。市販の数百円のセンサーや中古のスマホやタブレットを利用するなどして費用を抑え，一部のラインから着手し，「失敗しても痛くない金額」からスタートしているのです。<br />
　IoT活用で億単位でのコスト削減に成功したことで知られる自動車部品メーカーの<a href="https://www.asahi-tekko.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">旭鉄工株式会社</a>（愛知県，）も，昭和風の工場で，秋葉原で購入したセンサーを機械に結束バンドでとりつけることからはじめました。最近はこれまでの経験を応用して，カーボンニュートラルにも力をいれているそうですが，そこでも高価な電力計やソフトウェアは使用せず，すでに数千万円単位での電気代削減に成功しているそうです。<br />
　旭鉄工だけでなく，成功している企業に共通するのは「まずスモールスタートで試してみる」というマインドセットです。自社にセンサーやスマホに通じた人材がいない企業では，手頃な価格で中小企業向けのIoTサービスを提供しているベンダーを利用して，取り組んでいます。</p>









































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<h3 >4. &nbsp; &nbsp;ポイント②　デジタル人材ではなくカイゼン人材を育てる</h3>









































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<p>　第二の共通点は，「カイゼン」に注力していることです。IoTを導入してデータを得るだけでは，効果は生まれません。データを観察して，「なぜこの機械だけ頻繁に止まっているのか？」「毎週◯曜日の◯時頃に，同じ現象が起こっているのはなぜ？」「どうして週末にこんなに電気代がかかっているのだろう？」と気づき，カイゼンで一つずつ原因をつぶしていってこそ，費用対効果が得られるのです。「デジタル化の効果は未知数」と尻込みするのではなく，「IoTで得たデータを活用し，いかにカイゼンして効果を出すか」にフォーカスすべきといえるでしょう。<br />
　もちろんカイゼンが最初からうまくいくとは限らないかもしれません。しかし成功企業に共通しているのは，トップや経営幹部が「生産現場の担当者の発言を歓迎する」「チャレンジを応援する」「しっかり褒める」といった地道な行為を辛抱強く繰り返して，人材を育てているということです。<br />
　筆者は先日，旭鉄工のタイ工場を訪問しましたが，強く印象に残ったのは，海外でもカイゼン人材が育っていることでした。タイ工場でIoTを導入した際は，「デジタル機器で自分たちの行動を監視される」と考えた現地社員の抵抗がとても大きかったそうです。しかし日本人駐在幹部による丁寧な説明と粘り強い働きかけで，徐々に理解が浸透し，現在ではタイ人社員が毎日IoTで収集したデータをみながらミーティングし，カイゼン活動を行い，日本人駐在員に依存せずに成果をだせるところまで到達しました。<br />
　このように，デジタル化で成果をあげるためには，ITで技術に通じた人材を育成することより，データから課題を発見してカイゼンできる人材を育成することのほうが，優先度が高いのです。</p>









































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<h3 >5. &nbsp; &nbsp;日本の中小企業の原点に立ち返る</h3>









































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<p>　デジタル化への取り組みでは，とかく費用やIT技術ばかりが注目されがちです。しかし成果を出している中小企業の取り組みからは，マインドセットや人材育成といった，ある意味で泥臭い要素が重要であることが伝わってきます。「やってみるか，やってみないか」という経営者の心意気ひとつで差が生まれ，「社員のやる気を引き出す」という泥臭い日々の取り組みが成果につながる可能性が高いのです。<br />
　日本の中小企業の多くは，これまで幾多の厳しい環境変化に積極的に挑み，創意工夫を重ねて生き残ってきました。こうした日本のものづくりの原点に立ち返ることこそが，デジタル化で成功する鍵と言えるでしょう。</p>








































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</div>

































				
				
			]]></description>
			<category>中小企業コラム</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/column/entry-4865.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 May 2023 12:00:58 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>インタビュー／景気を読む　2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/interview/entry-4867.html</link>
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<!-- テキスト -->

<h2 >「1-3月期GDPはプラスになったが・・・<br />
　～『変わらぬ日銀』で進む円安～」</h2>









































<!-- テキスト -->

<p><div align="right">聞き手　山口恵里（スモールサン事務局）</div></p>









































<!-- テキスト -->

<p>　もう一つ、来月辺りから徐々に増えてくるとみられているゼロゼロ融資の返済開始に際して、銀行が返済困難企業にどのように対応するか、これも中小企業景気という点では非常に重要な注目点になる。「4分の1くらいの企業が、返済が難しいのではないか」という声も銀行関係者から聞こえてくる。そうなると、返済延期の要望に対して銀行はどの借り手には応じ、どの借り手には応じないかという取捨選択を迫られることになる。スモールサン企業は「いずれこういう事態に至る」という警告をニュースやゼミでの講演で何度も発してきたから大丈夫だと思うけど、この期に及んで慌てる中小企業も少なくないと思う。…(以上、本文より抜粋)</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >1-3月期GDPはプラスになったが…</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-b879a820ad71b9aa2e5cb9f272c8e0b6.png" data-rel="SmartPhoto[4867]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>恵里</b>　5月17日に内閣府が2023年1―3月期の国内総生産（GDP）速報値を発表しました。物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.4%増、年率に換算すると1.6%増でした。プラス成長は3四半期ぶりだということです。先生は「景気は下降局面にある」と言われていましたし、「日銀短観」や「法人企業景気予測調査」などもそのことを裏付けるような結果になっていましたから、その感覚からすれば今回の結果はちょっと意外な感じがしてしまいます。<br />
<b><br />
山口</b>　たしかに今回発表されたGDP速報値は多くのエコノミストにとっても予想外の結果だったみたいだね。まずは、今期GDPが前期比プラスになった要因を見ておこう。表1はGDPを需要面から見たものだけど、注目すべきはやはり「個人消費」だ。これが今期は0.6%増と前期の0.2%増から大きく伸びた。もちろん「設備投資」や「在庫投資」がプラスに転じたこともGDPの押し上げ要因ではあるけど、なんといっても「個人消費」はGDPの半分以上を占める。これが伸びたことが全体をプラスに転じさせる要因になった。<br />
<br />
<b>恵里</b>　個人消費が伸びた背景には、やはりコロナ禍が収束に向かってきたことがあるんでしょうね。<br />
<br />
<b>山口</b>　そのとおりだね。コロナ禍が一段落して人出が増えたからね。実際、外食、宿泊、交通といったサービス関連が伸びている。それから、半導体不足で自動車や耐久財の販売が滞っていたけど、今期は半導体不足が緩和したおかげでこれらの売れ行きが伸びた。<br />
<br />
<b>恵里</b>　以前から需要はあったけど供給側の事情で売り上げが立たなかったような商品が一気に動き出した、ということですね。<br />
<br />
<b>山口</b>　そう。コロナや半導体不足による「ブレーキ」が解除されたことで先送りされていた消費が動き出したことが、今期GDPの「個人消費」の伸びを生んだと言えそうだね。でもそうだとしたら、次期，次々期と同じような伸び率が期待できるかといえば、ちょっと難しいかもしれない。コロナや半導体不足を心配しなくていい状況はだんだんと当たり前になっていくから、それに従って消費の伸びも頭打ちになっていく可能性があるからね。<br />
<br />
<b>恵里</b>　なるほど。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >際立つ輸出の落ち込み</h3>









































<!-- テキスト -->

<p><b>恵里</b>　表１で、もう一つ目につくのは「輸出」です。「輸出」が前期比4.2％減と大幅な落ち込みになりました。前期はプラス2.0％でしたから、6.2ポイントも下がったことになります。</p>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-daf42599eccb2f8c3b553ff248576ef3.png" data-rel="SmartPhoto[4867]" data-caption="">
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	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>山口</b>　スモールサンニュース本年1月号以来「景気は下降局面にある」と言ってきたけど、それは海外景気の低迷を背景に日本の輸出が落ち込み、その結果製造業を中心に景気が冷え込むことを想定した発言だった。そういう判断が間違いないことは、今回のGDP統計にも「輸出」の大幅な落ち込みという形で反映されている。ちなみにドル建てで見た場合、1－3月期の輸出は前年同月比8.9%減。とくに中国向けは22.9%減、EU向けも14.3%減、アメリカ向けも3.1%減と軒並みマイナスに陥っている。<br />
<br />
<b>恵里</b>　図1を見ると、輸出減がもたらした「外需」の落ち込みを個人消費などの「内需」の増加が補うことでなんとかGDP全体がプラスになった、という構造がよくわかります。<br />
<br />
<b>山口</b>　GDP統計でいう「外需」は「輸出から輸入を差し引いた」額だ。今期は「<br />
出」が大幅に減少したけど、「輸入」も大きく減少したので「外需」の落ち込みが少し抑制されて、「内需」のプラスを相殺してしまうほどにはならなかった。おかげでGDP全体はなんとかプラスになったという構造だね。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >物価高が引き起こす景況感とGDP統計のズレ</h3>









































<!-- テキスト -->

<p><b>恵里</b>　それでも1－3月はGDPが前期比プラスに転じたのだから、景気は上昇に転じてよさそうに思うのですが。景況感を示すDI値などは下がってきています。<br />
<br />
<b>山口</b>　たしかにGDPがプラスに転じたのに、この時期の日銀短観や法人企業景気予測調査などの景況感指数は低下してきている。実は、この“ズレ”こそが現在の景気状況を端的に表していると言える。<br />
<br />
<b>恵里</b>　どういうことですか。<br />
<br />
<b>山口</b>　たとえば、「コロナがなんとか収まってきたおかげで、売り上げが伸びたよ」とある経営者が言う。それに続けて、最近はこんな言葉が聞かれる。「でも、仕入れ値が上がっているし、電気代や人件費も上がっちゃっているから、たしかに売り上げはコロナ前に戻ってきたけど、利益はかなり減っちゃった。“景気が良くなった”という感覚はまったくないね」と。<br />
<br />
<b>恵里</b>　なるほど。売り上げが伸びればGDPはプラス。でも、物価高を背景にコストがそれ以上に増えたことで、企業の景況感はむしろ下がっていると。<br />
<br />
<b>山口</b>　これはデフレ時代には見られなかった「景況感悪化」のあり方だよね。そういう意味で、GDPと景況感の“ズレ”が日本経済の「今」を端的に示しているといえる。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >「変わらぬ日銀」で進む円安</h3>









































<!-- テキスト -->

<p><b>恵里</b>　そのコスト増という点で、最近また気になってきたのが円安の進行です。5月19日には6カ月ぶりに1ドル=138円台半ばまで円安が進行しました(図2)。　</p>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-left js_notStyle acms-col-sm-12">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/4e5179881153b5763b278b7e5622f169.png" alt="" width="676" height="413">
</div>

































<hr class="clearHidden">

<!-- テキスト -->

<p><b>山口　</b>4月26日に全国のスモールサン会員向けに「日銀新総裁への期待と懸念」というテーマでZOOM講演をしたんだけど、その際に「新日銀総裁が政策変更を躊躇していたら、円安がどんどん進行していってしまうだろう」と述べた。実際、新総裁の就任会見前には1ドル132.1円だった円相場が、植田新総裁が「黒田路線の継承」を強調したことで会見後には133.5円と1円以上も円安が進んだ。<br />
<br />
<b>恵里</b>　たしかにそうでした。<br />
<br />
<b>山口</b>　その後は図２に明らかなように134円台、135円台と円安が進み、5月19日にとうとう半年ぶりの円安水準である138円台に達してしまった。新総裁が金融政策の修正を言わない限り、アメリカの強めの経済指標が発表されるたびにぐいぐいと円安が進んで行く。今後もそういうことが続きそうだね。その結果、再び輸入物価が上昇して、企業は原材料高・エネルギー高に悩まされることになる。<br />
<br />
<b>恵里</b>　6月には電気代が大幅に上がります。それだけでも家計に打撃なのに、円安でまた食料品などがどんどん上がったら消費者にとっても大打撃です。<br />
<br />
<b>山口</b>　そういう声の高まりに日銀が聞く耳を持つかどうか。1ドル140円台に突入したら、マスコミも騒ぎ始めるかもしれない。そうなると、それが植田総裁に金融正常化へ一歩踏み出すことを促すきっかけになるかもしれない。</p>








































<hr class="clearHidden">

<!-- テキスト -->

<h3 >注目はゼロゼロ融資返済困難企業への対応</h3>









































<!-- テキスト -->

<p><b>恵里</b>　景気を見ていく上での当面の注目点というと、やはり日銀の金融政策がどうなるかですか。<br />
<br />
<b>山口</b>　もちろんそれは最重要ではあるけど、もう一つ、来月辺りから徐々に増えてくるとみられているゼロゼロ融資の返済開始に際して、銀行が返済困難企業にどのように対応するか、これも中小企業景気という点では非常に重要な注目点になる。「4分の1くらいの企業が、返済が難しいのではないか」という声も銀行関係者から聞こえてくる。そうなると、返済延期の要望に対して銀行はどの借り手には応じ、どの借り手には応じないかという取捨選択を迫られることになる。スモールサン企業は「いずれこういう事態に至る」という警告をニュースやゼミでの講演で何度も発してきたから大丈夫だと思うけど、この期に及んで慌てる中小企業も少なくないと思う。<br />
<br />
<b> 恵里</b>　自社は大丈夫でも、たとえば仕入先が倒産すれば影響を受けますよね。<br />
<br />
<b>山口</b>　そうだね。これから中小企業を取り巻くビジネス環境が徐々に不安定な時期に入っていくから、しっかり情報収集のアンテナを張っている必要があるね。</p>









































<!-- テキスト -->

<p><div align="right">———インタビュー2023.5.19</div></p>








































				
				
			]]></description>
			<category>インタビュー　景気を読む！</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/interview/entry-4867.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 May 2023 12:00:57 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>社長のためのメンタルヘルスニュース2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_mental-health/entry-4868.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >「五月病」</h2>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-4">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/44691b6790de10107557712abb8a77c2.png" alt="" width="220" height="285">
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>　GW明け頃からネットやメディアで「五月病」というワードを見聞きします。5月病っていったい何なのでしょうか？そもそも「五月病」というのは正式な病名ではありません。5月頃から増える身体の不調（身体がだるい、疲れやすい、意欲がわかない、なんとなく体調がすぐれない等）の状態を一般的には「五月病」と呼んでいます。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >五月病になるのはなぜ？</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>　人は誰でも変化がある時にはそれなりにストレスを抱えます。<a href="https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_mental-health/entry-4766.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">スモールサンニュースの3月号</a>でもお伝えしていますが、春は変化が多い時期です。入学、就職、転職、転勤、昇格、人事異動…などなど、人によっては“変化”となる事がいくつも重なることがあります。今年は特に5月8日からコロナに対する政府の対応が変化しています。マスクは個人の判断になりました。今まではリモート中心だった働き方も、対面が増えつつあります。リモート慣れしていた方は出勤が逆にストレスと感じている方もいるでしょう。<br />
　4月はその変化に対して気を張っているので不調を感じにくいのですが、それが少し慣れてきた5月頃にはずっと緊張状態で蓄積されてきた疲れに対して、心身の不調が表面化してきます。それが五月病です。特にGWなど少し緊張状態から解放されると、どっとその疲れが出て来ることはよくあることです。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >5月病で気を付けるサインは？</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>　具体的にどのような症状がでてくるかはスモールサンニュース3月号で記していますのでそちらをご参照いただければと思いますが、基本的には変化に慣れてくれば心身の状態も良くなってくることが一般的です。しかし人によっては「仕事中に突然涙が出て止まらない」「気分がふさぎ込みすぎて身体に力が入らず起き上がることが困難」「頭痛や耳鳴りが止まらない」など日常生活に支障がでるほど強い症状で出て来ることがあります。そのような状態の時には迷わず心療内科や精神科を受診するようにしてください。放置することで適応障害やうつ病となり得ます。<br />
　症状が軽い方も自分を過信せず、規則正しい生活と「睡眠」「食事」「運動」には気を配るようにしてください。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >五月病の対策</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>　「睡眠」「食事」「運動」はどのような事を意識したら良いでしょうか？これは日常生活に取り入れ無理ない範囲で続けていくことがポイントとなります。<br />
<b><br />
【睡眠】</b><br />
　睡眠不足は体調不良の要因となります。まずは睡眠時間の確保をすることが大切です。<br />
　寝付けないという方は寝る前にストレッチをしたり、呼吸法をしたり、ぬるめの湯船につかることをお勧めします。スモールサンニュース3月号にもその他のポイントを掲載しておりますので、そちらもぜひご覧ください。<br />
<b><br />
【食事】</b><br />
●鉄分●<br />
鉄分が不足するとセロトニンやドーパミンなど、精神を落ち着かせる成分の生成が阻害されるといわれています。<br />
<br />
●コレステロール●<br />
コレステロールは、体がストレスと戦ううえで必要な副腎皮質ホルモンの原料になります。<br />
<br />
●タンパク質●<br />
体はストレスによって、心拍数を高めて、血圧、体温、血糖値を上げます。そのため体内に蓄積していたタンパク質は放出されることになります。タンパク質はウイルスと戦う免疫機能がありますので、ストレスで消費され不足すると体調不良の要因となり得ます。<br />
<br />
●ビタミン●<br />
ビタミンB群とビタミンCは、抗ストレスホルモンを作るための栄養素になっています。<br />
ビタミンB群は、ブドウ糖を脳のエネルギーに変えるときに必要な栄養素です。そのため、数種のビタミンBをバランス良く摂取する必要があります。<br />
ビタミンCは一度に多く摂取しても数時間で排せつされるため、毎食少しずつの摂取が必要です。<br />
<br />
このように、一つに偏るのではなく栄養バランスのとれた食事が大切です。<br />
<b><br />
【運動】</b><br />
　運動が苦手という方は軽い運動でも良いですので15分程度定期的に続けることをお勧めします。できるだけ生活習慣に取り入れる工夫が良いでしょう。例えば、通勤で駅までバスであれば歩いたり自転車にする、駅ではエスカレーターを使わない、毎朝15分早く起きてラジオ体操をするなど、無理のない範囲で続けやすい方が良いでしょう。<br />
<br />
<br />
　変化に慣れるまでにどの程度時間がかかるかは人によってまちまち。「自分は変化に弱い」と感じている方は、「自分は慣れるのに人より少し時間がかかる」ことを自覚し、いきなり100%を目指すのではなく、小さな目標を見つけてスモールステップで進んでいくようにしてください。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>咲江プロフィール
<div>公認心理士（国家資格）、産業カウンセラー、キャリアコンサルティング2級技能士（国家資格）
</div><div>厚生労働省委託事業　東京産業保健総合支援センター促進員、（社）日本産業カウンセラー協会　認定講師、タッピングタッチインストラクター
</div><div>総合不動産会社、外資系ラグジュアリーブランドで人事総務庶務として、健康診断・給与・人事考課・社会保険・休復職・就業規則・メンタルヘルスなどに16年携わり、その後　独立。
</div><div>現在はカウンセラー、キャリアコンサルタントとして様々な企業でメンタルヘルス・ストレス対策・リラクセーション・コミュニケーションなどの研修や、メンタルヘルスの相談業務、メンタルヘルス制度構築などを行っている。また、小・中学校で不登校児童の支援、震災後に心のケアとして注目を集めているタッピングタッチのインストラクターとしても活動中。
<a href="mailto:sakie_zaki@yahoo.co.jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer">sakie_zaki@yahoo.co.jp </a></div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>社長のためのメンタルヘルスニュース</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_mental-health/entry-4868.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 May 2023 12:00:56 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>金融マンのひとり言　2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_hitorigoto/entry-4869.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >「バンカー機能の低下と不動産価格<br />
～スモールサン特別講演会『新日銀総裁への期待と懸念』を聴講して～」</h2>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-4">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-6be632aaf33c239372c191ccde1bb774.png" data-rel="SmartPhoto[4869]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/6be632aaf33c239372c191ccde1bb774.png" alt="" width="220" height="267">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>黒田異次元緩和が　起こした歪み<br />
<br />
<b>「財政規律のゆるみによるインフレ懸念」<br />
「バンカー機能の低下」<br />
「不動産向け貸出の依存」<br />
</b><br />
山口先生の評価です<br />
<br />
今回は<br />
<b>「バンカー機能の低下」「不動産向け貸出の依存」<br />
</b>について考察を重ねてみたいと思います</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >「バンカー機能の低下」</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>金融機関にとっては逆境である<br />
<br />
異次元緩和が10年も続きましたが<br />
<br />
一部の金融機関を除き　大きな変化は生まれませんでした<br />
<br />
業績悪化企業に対し<br />
<br />
「コスト削減」くらいしか　提案できない金融機関は<br />
<br />
いまだ数多く存在します<br />
<br />
当然　自組織でも　同じ発想しか生まれません<br />
<br />
<br />
企業の財務分析を　企業の目利きの拠り所にしていた<br />
<br />
金融機関は<br />
<br />
現場よりも　決算書に目が向きます<br />
<br />
現場は　現場でしか学べません<br />
<br />
決算書ばかり見ていると<br />
<br />
1年単位で　ものごとを　はかるようになり<br />
<br />
発想が　短視眼に　なりがちです<br />
<br />
<br />
企業の発展に寄与し　資金需要を喚起し　応需するのが<br />
<br />
本来のバンカー機能　であるべきですが<br />
<br />
バンカー　組織では　そんな概念は　育まれにくいのです<br />
<br />
事業育成や　資金需要の掘り起こし　は<br />
<br />
一朝一夕にいくものではなく<br />
<br />
時間が必要です<br />
<br />
企業が継続的に育っていくには<br />
<br />
既存概念の解体と　再構築と　再現性　<br />
<br />
つまり<br />
<br />
思考と　実践を繰り返す　試行錯誤を要します<br />
<br />
そのプロセスを　客観視し　批判的思考で評価する<br />
<br />
長期的視野が求められます<br />
<br />
<br />
金融機関組織では　リスクヘッジという名目で　<br />
<br />
２～3年で人事異動が行われ<br />
<br />
前任者との引継ぎは　短的に行われるため<br />
<br />
メインバンクでも　担当者が<br />
<br />
顧客を覚えたころには　異動になるのが　通例です<br />
<br />
<br />
担当者は半年から1年単位で業績評価されるため<br />
<br />
担当顧客の　数値に　意識がいき<br />
<br />
不要な商品を販売したり<br />
<br />
資金需要のない先に<br />
<br />
「借りてください」と執拗に迫る<br />
<br />
バンカーも　珍しくありません<br />
<br />
さらには<br />
<br />
他の金融機関の　肩代わりを提案したり<br />
<br />
保証付きの制度資金の提案をしたりします<br />
<br />
1年単位で　いかに数字をあげるか思考では<br />
<br />
資金需要を喚起するとは？<br />
<br />
とういう原点思考には至りません<br />
<br />
<br />
金融機関を指導する立場である　行政も<br />
<br />
「事業の将来性、成長性を見極めて　融資せよ」<br />
<br />
と言っている中に<br />
<br />
事業の将来性とは　成長性とは　何かを<br />
<br />
わかっている人は　どれほど　いるのでしょうか<br />
<br />
金融庁は　“かぼちゃの馬車事件”の主犯ともいわれた　S銀行を<br />
<br />
「特異なビジネスモデルで継続して高収益を上げている」<br />
<br />
と評価していたことは　周知の事実です<br />
<br />
<br />
金融機関組織は<br />
<br />
経済発展期に　応需する　経験はありますが<br />
<br />
経済低迷期に　資金需要を　喚起する　経験はありません<br />
<br />
<br />
金融機関は基本的に閉鎖的で<br />
<br />
人材流動性も低く<br />
<br />
同調圧力が強く<br />
<br />
異見は抹殺されがちです<br />
<br />
言うべきことを言わない　言われたことしかしない<br />
<br />
職員が溢れ<br />
<br />
柔軟性を欠くため<br />
<br />
環境変化に非常に弱いのです<br />
<br />
<br />
収益低下局面において<br />
<br />
収益確保が至上命題となると<br />
<br />
収益を生むための　プロセスは　いつの間にか　軽視され<br />
<br />
短視眼となり　目先の数字ばかり　追うようになり<br />
<br />
根底にある「信用」を　見失います<br />
<br />
<br />
「預金残高を改ざんした」という<br />
<br />
『かぼちゃの馬車事件』は<br />
<br />
貸付業務が　『銀行信用』である　本源を根底から覆しました<br />
<br />
<br />
コロナ対応融資は総額56兆円ともいわれ<br />
<br />
事業者の資金を下支えしました<br />
<br />
金融機関には1.7％の利息が補填され<br />
<br />
金融機関も下支えされました<br />
<br />
<br />
しかし<br />
<br />
コロナ禍をどう乗り切るのか<br />
<br />
事業をどのように転換していくのか<br />
<br />
企業に働きかけた<br />
<br />
バンカーは　どれほど　いたのでしょうか？<br />
<br />
コロナ禍で　金融機関は　何かを学んだのでしょうか？</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >「不動産向け貸出の依存」と「不動産価格」<br />
～異次元緩和資金は不動産価格に～</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>金融機関は　不動産向け貸出　に傾注しました<br />
<br />
潤ったのは　誰でしょうか<br />
<br />
不動産業は　増え続けました<br />
<br />
製造業は　減り続けました</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >「不動産向け貸出の依存」と「不動産価格」<br />
～異次元緩和資金は不動産価格に～</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>金融機関は　不動産向け貸出　に傾注しました<br />
<br />
潤ったのは　誰でしょうか<br />
<br />
不動産業は　増え続けました<br />
<br />
製造業は　減り続けました</p>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-left js_notStyle acms-col-sm-12">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-1876460df2994dbc23979dc35ee39a5c.png" data-rel="SmartPhoto[4869]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/1876460df2994dbc23979dc35ee39a5c.png" alt="" width="700" height="373">
	</a>
</div>






































<!-- 画像 -->
<div class="column-image-left js_notStyle acms-col-sm-12">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-88449a33667d28ef7d4e7d1cc465e296.png" data-rel="SmartPhoto[4869]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/88449a33667d28ef7d4e7d1cc465e296.png" alt="" width="700" height="571">
	</a>
</div>






































<!-- 画像 -->
<div class="column-image-left js_notStyle acms-col-sm-12">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-9033d7e1db56fd67c66f678a99c0e7d3.png" data-rel="SmartPhoto[4869]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/9033d7e1db56fd67c66f678a99c0e7d3.png" alt="" width="700" height="508">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>潤ったのは誰でしょうか<br />
<br />
不動産の売買事業者は<br />
<br />
金融機関から借入れて　物件を購入します<br />
<br />
購入価格に　儲け分を上乗せし　再販し<br />
<br />
売れたら　返済します<br />
<br />
金融機関は購入する物件に担保を付けて融資します<br />
<br />
融資の判断材料は　その物件が売れるかどうか　です<br />
<br />
事業の将来性や　成長性は　関係ありません<br />
<br />
<br />
不動産事業者は　儲け分として　数百万円から数千万円を<br />
<br />
上乗せして販売します<br />
<br />
金融機関は<br />
<br />
担保よし<br />
<br />
金利よし<br />
<br />
融資残高よし<br />
<br />
積極的に資金応需します<br />
</p>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-4">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/1884e800726bbcca3a693cbbbb385670.png" alt="" width="220" height="249">
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><br />
不動産価格が高値になっているのは<br />
<br />
材料費の高騰だけではありません<br />
<br />
日銀のばらまいたお金は<br />
<br />
どこへ行ったのでしょうか</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td><div>筆者：川島　和仁（かねかす　ガイ）
</div><div>信用金庫で支店長、企画部、融資部などを歴任し30年超
</div><div>高校卒業後、外食産業・フレンチレストラン勤務の後、大学を経て信用金庫に入庫
</div><div>異分子と疎まれながら孤高奮闘したが経営陣の強い圧力による不当処分を受ける。
</div><div>金融機関の改革を志したが、何も聞かない、何もしない、何も言わない組織に嫌気がさし
</div><div>現在は定年後の人生設計の模索とスモールサンゼミプロデューサー修行中
</div><div>ご意見、ご感想をお寄せください。<a href="mailto:kawashimakazy2.8@gmail.com" target="_blank" rel="noopener noreferrer">kawashimakazy2.8@gmail.com</a></div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>金融マンのひとり言</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_hitorigoto/entry-4869.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 May 2023 12:00:55 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>瀧本智恵のシネマ・ノート　2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-4870.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >銀河鉄道の父</h2>









































<!-- テキスト -->

<p><h1>　父性の物語</h1></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >父でありすぎる</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/a417bfaeaed602f7d4e56e1146d2644f.jpg" alt="" width="340" height="227">
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>　明治29年、岩手県花巻市、質屋を営む宮沢政次郎（役所広司）・妻イチ（坂井真紀）夫婦に長男誕生。政次郎の父・喜助（田中泯）は『賢治』と命名。政次郎の賢治への思いは子煩悩を超える。6歳になった賢治6歳、赤痢に罹病すると、「男子のやることではない」と怒る喜助の叱正をものともせず、自ら献身的な看病に勤しむ。とにかく賢治が愛おしくて堪らない。<br />
　盛岡の中学を卒業した賢治（菅田将暉）が寮生活を終えて帰ってきた。跡継ぎとしての修業を命じる政次郎に賢治は反発。質屋は農民から搾取していると言うのだ。激しい言い争いの末、渋々手伝いを始める賢治だが失敗ばかり。悩む兄に妹のトシ（森七菜）は物語を書くように勧める。賢治は日本のアンデルセンになる夢を語っていたからだ。<br />
　賢治を宮沢家の跡取りにという政次郎の願い虚しく、賢治は農業学校に進学したり、人造宝石の商売を始める資金を無心したり、ついには学校を途中で辞めて日蓮宗に帰依すると言い出し東京へ出奔。　<br />
　トシが結核を患ったため帰郷した賢治は看病をしながら童話を書いて読み聞かせる。だがトシはついに力尽きる。悲しみに暮れる賢治に、父政次郎はトシに代わって「自分が一番の読者になる」と告げるのだった。<br />
　自費出版した詩集は評価されるもののさっぱり売れない。賢治は別宅で一人暮らしを始め農民たちに近代的な農業を教える教室を開く。その様子を見て安堵する政次郎は次男の清六に店を任せ隠居。だが今度は賢治がトシを追うように結核に襲われる。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >宮沢賢治を育んだ家族</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>　原作は直木賞を受賞した門井慶喜著の同名小説。監督・成島出、脚本・坂口理子。子供たちに惜しみない愛情を注ぎ続けた父親の物語。家業の質屋をしっかり営みながら、子供には少々過保護でユーモラスで愛すべき人物、宮沢政次郎を役所広司が体現。放蕩息子で父を振り回し、しかし貧しい農民を助けたいと本気で考える心優しい賢治を菅田将暉が器用に演じ切る。兄の物書きへの夢を後押しし続けた気丈な妹トシ役の森七菜も印象に残る。厳格な明治男・喜助が弱った時に初めて見せた、父になった喜びを呟く場面も忘れ難い。一歩下がって夫を支え子供を慈しむイチの存在。賢治が臨終を迎える時の「最後は私に身体を拭かせてください」という凛とした一言はこの映画の白眉だ。書き溜めた原稿を託される弟。宮沢賢治はこの家族に育まれたのだ。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >巡り合わせ</h3>









































<!-- テキスト -->

<p>　母親がいかに子を育てたかという物語が多い。しかし父性がどれほど子に影響を及ぼすかを描いた映画は多くはないように思う。宮沢賢治というたぐいまれな人間は父・政次郎なくしては存在しなかったという物語をこの映画は見事に描き切る。そうした夫の後ろに居ながら立ち位置を失わなかった妻イチ。<br />
　賢治は短い生涯であったけれども本当に家族に恵まれたなあと思う。「一番の読者になる」という政次郎の、心の奥から絞り出すような言葉のなんとありがたいことか。銀河鉄道に乗った政次郎の目の前に賢治とトシが現れる映画ならではのラストシーンは、政次郎を讃える贈り物。家族とは、良いことばかりでも悪いことばかりでもない。巡り合わせなのだ。原作をもう一度読みたくなった。</p>








































<hr class="clearHidden">



<!-- テーブル -->
<div class="column-table-">
	<div class="entry-container">
	<table class="table-">
	<tr>
		<td>評者：瀧本智恵（シネマエンジェル代表）
<div>映画好きな中小企業のおじさんたちが設立した小さな映画会社を譲り受け、個人商店主として独立。奮闘中。デイプロモーター。
</div><div>映画上映会をしませんかを合言葉に「ホーム・スイートホーム」シリーズ、「休暇」BOK袴田事件～命とは」等々フィクションからドキュメンタリーまで、秀作・佳作を非劇場配給。応援よろしくお願いいたします。
</div><div>スモールサン会員、東京中小企業家同友会会員。</div></td>
	</tr>
</table>

	</div>
</div>



































				
				
			]]></description>
			<category>瀧本智恵のシネマノート</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/extra/series_takimoto/entry-4870.html</guid>
			<pubDate>Mon, 22 May 2023 12:00:54 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>山口恵里の“現場に行く！”2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/other/yamaguchi/entry-4852.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



<!-- テキスト -->

<h2 >「第５５回　大成農材株式会社」</h2>









































<!-- テキスト -->

<p>皆さん、こんにちは！スモールサン事務局の山口恵里です。<br />
「山口恵里の“現場に行く！”」第５５回は、広島県広島市にある大成農材株式会社の代表取締役社長、杉浦 朗氏にお話をお聞きしました！</p>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-26da4e575c4c01de49c055dfdf8254fb.jpg" data-rel="SmartPhoto[4852]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/26da4e575c4c01de49c055dfdf8254fb.jpg" alt="" width="340" height="511">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p>皆さん、トマトはお好きですか？<br />
トマトが苦手という人も勿論いるでしょうし、トマトは好きだけどトマトジュースは苦手という人もいると思います。<br />
かくいう私はずっと後者だったのですが、なんとつい先日初めてトマトジュースを美味しく飲むことができました。<br />
<br />
それが今回取材させていただいた大成農材さんは自社農場で育てる『ひりょうやさんのトマト』！<br />
こだわりのプチトマトと、そのトマトだけを使った無添加のトマトジュース。<br />
これがとっても美味しいのです！<br />
トマトやトマトジュースが苦手だという人から「初めて食べられた！」「飲めた！」という声も上がり評判になっているのだとか。<br />
<br />
しかし、社名やその商品名からも分かる通り、大成農材さんは肥料や農業資材の製造販売をしている会社。<br />
なぜ自分たちでトマトを育てることになったのか？<br />
その挑戦の取り組みとこだわりについて詳しくお聞きしました！</p>









































<!-- テキスト -->

<p><b>【会社概要】</b><br />
会社名：大成農材株式会社<br />
代表者：代表取締役社長　杉浦 朗<br />
営業種目：有機質肥料の製造及び販売、農薬の輸出入・販売、農産物・農業資材・土改剤等の販売<br />
設立：昭和60年（1985年）6月8日<br />
所在地：<br />
本社：広島市中区鉄砲町7-8(ネクスト鉄砲町4階)<br />
石巻工場：宮城県石巻市魚町1-2-5<br />
高知事業所：高知県安芸市黒鳥字エヒイ3-1<br />
大成ファーム：広島県三原市大和町大具1494<br />
企業サイトリンク：<a href="https://taiseinozai.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://taiseinozai.co.jp/</a><br />
『ひりょうやさんのトマト』販売サイトリンク：<br />
<a href="https://lp.taiseinozai.co.jp/hiryo-yasanno-tomato/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://lp.taiseinozai.co.jp/hiryo-yasanno-tomato/</a></p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >『ひりょうやさんのトマト』<br />
〜有機肥料にこだわってきた肥料屋さんが作る美味しいトマト〜</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-e2f0434e7533bc4e1d1f0200f54e416e.jpg" data-rel="SmartPhoto[4852]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/e2f0434e7533bc4e1d1f0200f54e416e.jpg" alt="" width="340" height="227">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>山口</b>　いきなりですが、このトマト本当に美味しいですね！杉浦さんの会社で作られているとは知らずに食べたので、後から知って驚くとともに急いで取材を申し込ませて頂きました（笑）。まずはこのトマトのこだわりをお聞かせください。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　ありがとうございます。『ひりょうやさんのトマト』は、大きく特徴が三つありまして、一つは「食味にこだわった品種」であることです。トマトはミニトマト、大玉トマトに限らず物流上の関係もあって熟れているものを運ぶと割れやすく、割れたものは市場では規格外とみなされてしまうため、真っ赤になる前に採るか真っ赤になっても割れにくい品種を使うのが現在の主流になっています。しかし、そうすると割れにくい反面、どうしても食味が落ちてしまうんです。そこで当社では敢えて食味にこだわろうということで、以前は大手の種苗会社さんでも扱っていた食味はいいけれど量も採れないし、劣化もしやすいという品種を取り組みの当初から栽培し続けています。<br />
<br />
<b>山口</b>　なるほど、でも商品としての扱いにくさというのは大成農材さんにとってもネックになりますよね？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　私たちも最初はそういった品種の特性上、やっぱり量は採れないんだろうと思っていました。ですが、収穫量というのは、栽培の技術や生育環境、そして肥料といった様々なファクターが影響しています。実際、私たちの技術が上がると収穫量も上がってきて、食味にこだわった品種でも栽培できるようになってきました。この品種は他に数軒の農家さんでも作ってらっしゃるのですが、面白いことに当社の『ひりょうやさんのトマト』とは同じ品種でも味が違うんですよ。品種の特性は間違いなくあるんですけども、この品種だから全部この味になるというわけじゃないんです。<br />
<br />
<b>山口</b>　味も収穫量も必ずしも品種に依存するわけではないんですね。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　それにも関わってくるのが、二つ目のこだわりの「自社の肥料」を使うことです。当社の魚エキスと米ぬかで作った味が良くなる有機率100%肥料です。化学肥料ですと、分解され細かくなったチッ素を吸収した上で、植物体内でアミノ酸として使えるように合成されます。当社の有機肥料の場合、魚の煮汁の中に水溶性のアミノ酸が非常に多く含まれていますので、そのままアミノ酸の形で吸収されるため非常に生育がよく、また実の中に蓄えられる量も圧倒的に多いので旨味を感じやすい味になるんです。<br />
そして、これによって可能になるのが、三つ目のこだわりの「水を豊富に与える」こと。トマトは水を少なくすると味が濃くなるのですが、植物としては負荷がかかりすぎてしまうので収穫量が落ちたり、長い期間栽培できなくなったりしやすいんです。しかし、当社ではアミノ酸が豊富な自社の有機肥料を使用していますので、水をしっかり豊富に与えてもトマトの味が良くなります。ですので、なるべく健やかな成長をさせることが可能なんです。<br />
<br />
<b>山口</b>　３つのこだわりが相乗効果を生んで、この美味しいトマトが作られているんですね！</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >食塩も砂糖もなし！『ひりょうやさんのトマト』100%の特別ジュース</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-4f0c65e6a72e09c5e573bae8745d52ff.jpg" data-rel="SmartPhoto[4852]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/4f0c65e6a72e09c5e573bae8745d52ff.jpg" alt="" width="340" height="227">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>山口</b>　トマトジュースも同じプチトマトから作られているんですか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　はい。一昨年の年末に発表したまだ新しい商品ですね。それまでは割れたものの使用方法がなかったのですが、小規模な量でもジュースに加工してくれるところが見つかり、そこで試作を何回か重ねて『ひりょうやさんのトマト』のみの特別なジュースを作れるようになりました。商品にできなかったものを商品化することでフードロスにもなりますし、何より味が美味しくて、トマトジュース嫌いな方にも飲んでいただけるトマトジュースを作ることができました。<br />
<br />
<b>山口</b>　そうなんですよ！私トマトジュースが苦手で最初はトマトだけ食べていたのですが、あまりに美味しい美味しいと聞くので試しに飲んでみたら本当に美味しくてびっくりしました。トマトジュース特有の青臭さやえぐみというのが無くとてもフルーティーで、実は果物とブレンドされたものだと思い込んでいたんですが、後から品質表示を見てみたら『ひりょうやさんのトマト』100%で二度びっくりしました。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　ありがとうございます。実際にトマトが苦手な方からも好評をいただいています。砂糖も塩も無添加なのにフルーツジュースのような甘みやさわやかな風味が感じられて、苦手な方にも大好きな方にもみんなで飲んでいただけるジュースになっています。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >美味しい作物づくりのための自社製「天然有機質肥料」</h3>









































<!-- テキスト -->

<p><b>山口</b>　大成農材さんは、1985年創業とお聞きしています。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　1985年に母方の祖父が創業しました。肥料などを扱う商社に勤めていたのですが、55歳の時に早期退職を勧められ、農業関係の仕事を自分でやろうと創業したようです。最初は特別な商材も持たずに始めたのですが、広島だとやっぱり牡蠣の貝殻が結構あってですね。それを農業用に粉砕した牡蠣殻石灰を扱い始めました。<br />
<br />
<b>山口</b>　地域の産業の中で出たものを活用して有機肥料にされてたんですね。現在の魚エキスと米ぬかの有機肥料はいつ頃から扱われているのですか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　数年経った頃ですね。宮城県に魚がよく獲れる漁港の石巻がありますよね。そこの工場で作られていた水産養殖などの飼料が、安い輸入飼料に押されて売れなくなってしまい、他で何かに使えないかという話が来たんです。最初は関東から声をかけて関西まで行き、なかなかいい話がなく広島まで流れてきたようです。それで肥料として使えるんじゃないかと農家さんにも協力してもらって色々とテストしたところ、非常に効果がいいことがわかりました。<br />
<br />
<b>山口</b>　なるほど。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　原料は水産加工で出てきた残渣を加工すると最終的に出てくる副産物を煮た煮熟液（フィッシュソリュブル）で、それを米ぬかにかけて固めたものが当社のメイン商品である『バイオノ有機s』。広範囲に散布しやすく扱いやすい粒状のペレットタイプです。液体タイプの『エキタン有機』もあり、こちらは成分を均一に施用でき、土壌に浸透しやすいので肥効が現れやすくなります。非常にアミノ酸が豊富なので植物の生育にも良くて、土壌の微生物も増える。以前は、ほとんどお米に使っていただいていたのですが、食味も良くなるし、収穫量も年々増えていくということで様々な農産物でご利用いただいています。扱い始めた当初は自社工場ではなかったのですが、その後に廃業されるということで当社が獲得しまして現在は自社工場になっています。<br />
<br />
<b>山口</b>　こだわりの天然有機肥料は石巻工場で製造されているんですね。東日本大震災の影響はかなり大きかったのでしょうか。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　自社工場獲得以来、順調に製造量・出荷量を増やし、これからますます盛り立てようという時に、工場が被災をしてしまいました。3月というと農業業界では田植えに向けてこれから肥料を出荷していくという前段階で一番在庫が多い時期なんです。それが全て倉庫ごときれいに流されてしまいました。<br />
<br />
<b>山口</b>　一番厳しい時期に・・・。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　出せる在庫もないし、工場もかなり大きな被害を受けたので、その後1年半ぐらい操業できませんでした。農家さんにとって肥料は無くてはならないものですから、その間に足らない分を供給してもらっていた他のメーカーさんには恩がありますので、再び操業しても農家さんに戻ってきてもらうのは難しい状況でした。しかしながら、現在は肥料のお客様も震災前を超えるぐらいには戻ってきています。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >様々な要素の中で「肥料の良さ」を伝える難しさ<br />
〜自分たちの肥料で美味しいものを作りたいという創業者の“夢”〜</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-64d17f95539aa487e749e3916796f8ec.jpg" data-rel="SmartPhoto[4852]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/64d17f95539aa487e749e3916796f8ec.jpg" alt="" width="340" height="227">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>山口</b>　トマトの栽培はどのようにして始められたんですか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　農業というのは味を決めるにも色々な要素がありますよね。肥料はその内の一つの要素にしか過ぎないという側面もあり、なかなか肥料の効果を伝えるのが難しいということがありました。もし自分たちで自分たちの肥料だけを使って生産をして、それが美味しい、また農業が成り立つようであれば農家さんにいいアピールができるんじゃないかということで、11年前ぐらいに取り組みが始まりました。<br />
<br />
<b>山口</b>　震災のすぐ後くらいにはチャレンジされ始めていたんですね。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　その少し前に私の父が2代目社長として引き継ぎましたので、祖父がそれまで社長業が忙しくてできなかった新しい事業への挑戦や、肥料の良さを伝えるということ、それプラス自分で美味しいものを作るという長年の夢を追いかけたくて始めた形です。<br />
<br />
<b>山口</b>　構想自体は創業者の中にあったんですね。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　はい。ですが、その頃はほとんど会長の趣味みたいな感じでしたね。栽培も自社ではなく農家さんに協力してもらっていました。最初はイチゴを作り始めたのですが、イチゴって食べ比べると肥料の良さがよく分かるのですが、逆に言えば食べ比べないと分かりにくいんです。それで、違いのわかりやすいトマトにターゲットを絞って栽培を始めました。ところが、企業対企業じゃないということもあって、一緒に取り組んでくれる農家さんになかなか契約通りに動いてもらうことができない。当社から二人ほど行かせていましたので、その間もノウハウなんかは徐々にたまっていくのですが、最後の現場は農家さんに任せている関係で社員では強く出れないんです。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >自社農園『大成ファーム』でこだわりのトマト栽培へ<br />
〜自分たちで作れることが自社の肥料への強い自信に〜</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/58eeccf7f2c1ffdf8f82940be45fff69.jpg" alt="" width="340" height="227">
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>杉浦</b>　そんな状況が何年も続いた頃に、私が社長を引き継ぎました。それで、結果を出さないままいつまでも会長の道楽みたいな位置づけではいけないと、リスクを取ってでも自社で独立してやろうと決めたのが5年前です。<br />
<br />
<b>山口</b>　道楽みたいな位置付けだったからこそ止めてしまおうとは思わなかったのですか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　そうですね。社長になる前から、この取り組み自体は意義のある魅力的なことだと思っていましたから。担当の関係で徹底することの難しさを感じていただけで、その課題を突破すれば上手くいく、逆に言えば突破しない限りは上手くいかないだろうと思っていました。契約上の最終決定権はうちなんですが、農家さんの土地を借りていたりといった関係で現場ではそうもいかない。せっかくノウハウも積んできて美味しいものは作れているのに出向している社員もすごくやりにくそうにしていて、これを自社でできるんだったらもう少し違うのになという思いがありました。それに、創業者の一つの夢を形にできるように動くというところが重要かなという思いもあり、社長に就任した時にその取り組みを決断することができました。<br />
<br />
<b>山口</b>　それが自社農場の『大成ファーム』なんですね。そして、現在はとても美味しい『ひりょうやさんのトマト』が作れている。実際に反響はどんな感じですか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　今はまだ年間10トンぐらいしか作っていないので、まずは広島県内での認知を取りに行っているところです。地元の情報番組や新聞にも取り上げて頂き、徐々にファンが増えている状況ですね。販売先のメインはECサイトなんですが、ありがたいことにリピーターのお客さまが非常に多いです。定期便というのがあるのですが、美味しかったからと知り合いにプレゼントで贈って頂き、その方にさらに定期購入していただくということがすごく多いです。<br />
<br />
<b>山口</b>　それくらい美味しいというのも分かります！ また、「肥料屋さんが自分たちの肥料でこだわって作った」というのも、誰かに勧めたり、自慢したくなるような特別なストーリーとして後押しになっていますね。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　肥料の営業でもかなりプラスになっています。新しく肥料の使用を検討しているお客さんにトマトをお送りしたりするのですが、栽培のプロではない肥料メーカーがこんなに美味しいトマトを作るということはとてもいい肥料なんだねと思っていただきやすいです。微生物の分析の精度も上がってきて、土の中がどうなっているかというのも解明されつつありますが、それでも農業において肥料はまだまだ効果と因果が見えにくい部分のある分野です。そこに明確に結果の違いが見えるものがあるというのは大きな強みになります。<br />
<br />
<b>山口</b>　栽培のプロではないからこそ、良いものが栽培できているという事実を見せられるのは大きなメリットですね。<br />
<br />
<b>杉浦</b>　それは社内でも良い影響を与えています。これまで自社の肥料が良いものだと分かってはいても、農家さんに否定されてしまうと言い切れない部分というのはどうしてもありました。それが今回のトマト事業がしっかりと立ち上がってきたことによって、こちらも自信を持って勧めることができるようになりました。これはすごく大きな効果ですね。また、トマト栽培に関係していない社員にとっても、「トマト美味しかったよ」と周りから自社の商品が承認されるという喜びは非常に大きいものです。今までも肥料を提供している農家さんがお米のコンテストで優勝されたりといった嬉しいフィードバックはありましたが、そのものが美味しいと言っていただける喜びは計り知れないものがあります。それが社内の雰囲気であったり、社員が会社を好きになってくれたりといったところにとても大きく影響していて、私自身もこの事業をしっかり柱にしていきながら、いい会社をつくって行きたいとより強く思うようになりました。</p>









































<!-- テキスト -->

<h3 >今後は規模拡大と関東への農場展開も！</h3>








































<hr class="clearHidden">





<!-- 画像 -->
<div class="column-image-right js_notStyle acms-col-sm-6">
	<a href="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/large-a6fdfa900d8566e1ce3153661aa3b234.jpg" data-rel="SmartPhoto[4852]" data-caption="">
		<img class="columnImage" src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/a6fdfa900d8566e1ce3153661aa3b234.jpg" alt="" width="340" height="227">
	</a>
</div>


































<!-- テキスト -->

<p><b>山口</b>　いい肥料を作ることで、自分たちでも良いトマトを作れる。良いトマトを作ることが証明になり、自分たちの商品と会社により自信を持つことができる。トマト事業がとても良い循環の軸になっているのがわかりますね。今後の展開については何かありますか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　今は生産と販売のバランスが、どちらかと言うと販売に傾いている状況になっていますので、来年度には栽培規模の拡大を目指しています。『ひりょうやさんのトマト』は通常のトマトに比べて4倍ぐらいの価格です。広島は関東に比べるとどうしても所得水準が落ちる中で、それでも多くの方にファンになって頂くことができましたので、広島での規模拡大と併せて関東圏で農場を展開していくことも重要かなと考えています。<br />
<br />
<b>山口</b>　素晴らしいですね！この記事を読んで食べてみたいなと思っている方もいると思うのですが、何かメッセージはありますか？<br />
<br />
<b>杉浦</b>　『ひりょうやさんのトマト』は、11月から6月までの期間限定での販売です。ゆくゆくは通年で供給できる形にもしていかないといけないと思ってはいますが、収穫量の維持やトマトが病気になるリスクを下げるためにも現在は一年に一回植え替えをしているためです。今からの時期はシーズンの最後なので、ピークと比較すると若干落ちてしまう部分もあると思います。1月2月くらいの寒い時期が、成長がゆっくりな反面、実の味が充実するところがあります。<br />
<br />
<b>山口</b>　今でも美味しいのに、ピークはもっと美味しいんですね！お勧めのプチトマトなのでぜひ食べてみて欲しいですし、美味しかったらぜひリピートしてピークの時期にも食べてほしいと思います。私もその時期を楽しみに今からワクワクして待ちたいと思います。本日はありがとうございました！</p>








































				
				
			]]></description>
			<category>山口恵里の”現場に行く！”</category>
			<guid isPermaLink="true">https://www.smallsun.jp/smallsun_news/other/yamaguchi/entry-4852.html</guid>
			<pubDate>Mon, 08 May 2023 12:00:59 +0900</pubDate>
		</item>
		<item>
			<dc:creator>山口恵里</dc:creator>
			<title>知っとこNEWS・2023年5月号</title>
			<link>https://www.smallsun.jp/smallsun_news/other/know_news/entry-4853.html</link>
			<description><![CDATA[
				
				



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<p>メディアが流す情報から「中小企業に関わるニュース」を選び出し、スモールサンで若干のコメントを付して紹介するコーナー。中小企業経営者であれば、せめてこれくらいのニュースは「知っておこう!」という意味を込めて、このコーナーを「知っとこニュース」と名づけました。<br />
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今月は下記のニュースです。</p>









































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<h2 >“物価高倒産”が増加<br />
　～価格転嫁の難しさ反映～</h2>









































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<p>「一時的に顧客を失うリスクがあっても、コスト上昇分を販売価格に転嫁する努力を“覚悟”をもって粘り強く続けてください。この物価上昇は一時的なものではありませんから、価格転嫁を躊躇していると、いずれ企業は倒産に追い込まれます。」<br />
――スモールサン会員の皆さんに向けて私がこう訴え始めたのは2021年末だった。残念ながら、下記の記事はこれが現実化していることを示している。現在はデフレからインフレへの移行期であり、インフレが定着するまでこうした現象が多発することは避けられない。会員の皆さん、この苦境を社員の皆さんと一丸となって切り抜けてください。</p>









































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<p><div align="right">2023.5.4山口筆</div></p>









































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<div class="entry-container"><blockquote><h3>物価高倒産、昨年度463件で過去最多<br />
価格転嫁、米欧の半分　賃上げ機運しぼむ恐れ</h3>日本経済新聞2023.5.3<br />
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物価高が中小企業の経営に影を落としている。原材料高に値上げが追いつかない「物価高倒産」は2022年度に463件と過去最多だった。新型コロナウイルス禍を受けた日本の価格転嫁の進捗は米欧の半分ほどだ。経営難の企業が増えれば、高まる賃上げ機運も腰折れしかねない。 <br />
<img src="https://www.smallsun.jp/archives/002/202305/0cb4afe386bd348f2672bc8ac9b669d5.png" class="alignright" width="300"><br />
帝国データバンクの集計では、仕入れ価格の上昇や価格転嫁できなかったことを倒産の理由に挙げた企業数は22年度は463件だった。21年度の136件の3.4倍となった。特に23年3月は単月で67件と過去最多を記録した。<br />
<br />
物価高を理由とした倒産は全国で相次ぐ。大阪府豊中市で精肉店「お肉処ゆうき屋」を運営していたクオリティーフレンズ（大阪市）は3月1日に大阪地裁に破産を申請した。<br />
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東京商工リサーチによると負債は約3億円で、仕入れ費が高騰するなかで価格転嫁が進まず、採算が悪化した。<br />
<br />
丸峰観光ホテル（福島県会津若松市）は2月28日に民事再生法の適用を申請した。芦ノ牧温泉を中心に旅館などを営んでいたが、コロナ禍で利用者が減少。燃料費の高騰が追い打ちをかけた。帝国データバンクによると負債額は関連会社を含めて約25億5500万円だった。<br />
<br />
日本の価格転嫁は米欧に比べて進みが遅い。<br />
<br />
日本総合研究所の山田久氏は消費者物価指数（生鮮を含む総合）と企業物価指数から価格転嫁の進み具合を算出した。企業間取引を示す企業物価の上昇が、一般のモノやサービスの価格にどれだけ反映されたかを分析した。<br />
<br />
コロナ禍の20年7～9月期と22年10～12月期を比べたところ、<font color="red">日本の転嫁率は20.3%で、米国（48.5%）や欧州（58.1%）の半分以下</font>だった。<br />
<br />
四半期ごとの転嫁率も日本の伸びは米欧より低い。消費者物価指数が3～4%台の高い伸びとなった23年1～3月期も22.1%と状況は変わらない。<br />
<br />
山田氏は「日本は物価が上がらないというノルム（社会通念）がいまだに消費者の間で根強く残っている」と指摘する。<br />
<br />
特にサービス業で進みが遅い。帝国データバンクが22年12月に<font color="red">企業が100円のコスト増をどこまで転嫁できているか調べたところ、娯楽サービス業（12.7円）、運輸・倉庫業（20.0円）、旅館・ホテル業（21.7円）</font>となった。<br />
<br />
足元では物価高騰により消費者の生活防衛志向が強まる。日銀が3月に全国の4000人を対象に実施した「生活意識に関するアンケート調査」では、「価格が安い」を重視する消費者が57.6%と半数を超えた。1年前の51.7%から高まった。<br />
<br />
飲食や宿泊業では最低賃金の上昇も重荷となっている。運輸業では時間外労働の上限規制が適用される24年問題もちらつき、コスト増が進む可能性がある。<br />
<br />
連合が集計した23年の春季労使交渉結果では、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ率は3.69%と30年ぶりの高水準に達した。<br />
<br />
政府は価格転嫁を後押しする。経済産業省は下請け取引の実態を調査する「下請けGメン」を22年に倍増し、23年1月には300人にまで増やした。<br />
<br />
持続的な賃上げを実現できるかは、中小企業が適正な値上げに踏み込める環境をつくれるかがカギを握る。</blockquote></div>









































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<p>(<font color="red">赤字</font>による強調は山口)</p>








































				
				
			]]></description>
			<category>知っとこNews</category>
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			<pubDate>Mon, 08 May 2023 12:00:58 +0900</pubDate>
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