スモールサンゼミ京都

常に変化する経済の最新状況と今後の見通しを山口先生のわかりやすい解説で理解し、今、自分たち中小企業は何をすべきか指針に磨きをかける。

講師:スモールサン主宰 立教大学名誉教授 山口義行
実施日時:2018年10月23日(火)18時30分~20時30分
担当プロデューサー:人財育成プロデューサー竹内健二

10月ゼミ報告

内容報告 報告者 奥田英詔氏

ゼミでの一言
①読む力「自分の立ち位置を知る」→「今を知って、未来を予測して行動する」
②中国は大国から強国を目指している。製造2025
③AIが大事なのではなく、入力するデータが大事。


10月ゼミは、御存じ山口義行先生による、マクロ経済の勉強会となりました。

・10周年記念で講演を行った虎屋さんについて。500年続いている秘訣とは?
→それは、時代が求めているものとどう向き合って経営できているか?ということ

・読む力「自分の立ち位置を知る」→「今を知って、未来を予測して行動する」

・景気を見る:「景気動向指数」これを見れば明らかにわかる。
→2014年がピークで2016年まで下がり続けた。2016年より上がり始めた
→中国がそれまで抑えていいた経済を活性化させ始めた。2017年はさらに大国から強国になることを目指した。経済の最先端である半導体やロボットを自前で作れるようになることを目指して動き出した。これを「製造2025」。この流れにより、2017年は戦後最大の設備投資好景気が生まれた。しかし、2018年は踊り場となっている。

・アニマルスピリッツ = 強気企業-弱気企業
経験上、この数字が-5を割ると景気が落ちてきている。6月以降マイナス続き。
→景気ピークが後退局面に入ったと考えらえる。この要因も中国。工作機の注文が激減。8月は-37%。日本は設備投資をやっている。今後設備過剰になる?可能性
→半導体景気はもう先行きダウン。中国が生産する半導体により、供給過剰になってきた。19年を機に落ちると考えられる

・東京では新規マンションが売れ残り多くなってきた。金利が安いので値崩れしてこないが、値崩れが出始めると、崩壊する可能性がある。現状は耐えている
→しかし、新規マンションは前年度△40%(例外:沖縄、名古屋)

・日米貿易協定・・・為替条項について日本は抵抗。0金利をしている日本の金利政策にもアメリカが口をだしてくる可能性。
企業勉強:HILLTOP (基本内容はスモールサンニュース参考)

・脱下請け

・AI(あるいはシステム)が大事なのではなく、そこに入力するデータが大事。どのデータをAIに使うか?

資格ビジネスが景気循環と関連がある例
・景気が悪い時は主婦が働きに出るので、簡単な資格が売れる。景気が良いと難しい資格が売れる。
→AIにこの経緯循環のデータを入れるかが問題。経営者のセンスが問われる。

・従業員は作る仕事。経営者はつぶす仕事。HILLTOPは2年半で部署がかわる


ページの先頭へ